ようこそ!


「AFTERNOON PIANONNO(アフタヌーン・ピアノンノ)」は、平成4年の北大ピアノクラブ創設当初所属していた部員のうち、一部のOB/OG仲良しメンバーが集まって2010年からやり始めた、小さなサロンコンサートです。茨城で知り合った音楽を愛する仲間さんたちと一緒に年に1度集まり、なるたけお金をかけずに気軽に音楽を楽しもうという、ただそれだけを思って始めた、ささやかな集まりです。 ぼちぼち、ゆる~く、続けていこうと思っております。よろづ帳はこちら! ブログへのご意見・ご要望はこちらまで。

2012年10月10日水曜日

AFTERNOON PIANONNO 2012がまた本になりました!

AFTERNOON PIANONNO 2012ご参加いただいた皆様へ。

今年も、写真係のろいこさんが、素晴らしい写真をまとめたフォトブックを作ってくれました。














あの楽しかった思い出がよみがえってくる、ステキな仕上がりです。
ほしいという方は、増刷が出来ますので、ユング松井(forest@valley.dti.ne.jp)までご依頼ください。

ろいこさん、ありがとう!!!




2012年7月29日日曜日

AFTERNOON PIANONNO 2012 ユングの素人所感


AFTERNOON PIANONNO 2012 にご参加いただいたみなさまへ。
ユング松井でございます。

まずは、ご参加ありがとうございました。

忙しい中、練習や演奏や、そのたもろもろにご参加いただき、またいろんなお手伝いをいただき、ダメ司会のフォローまでしていただき、心から御礼申し上げます。

無事に終えることが出来たのは、皆様の思いのおかげです。
音楽をやりたい、聴きたい、そう願う大人がこれだけたくさんいることがなによりの喜びです。

そして、非常に遠くからも来ていただいています。
単にフットワークが軽いなどということではない、飛行機で日帰りして来ていただいた方もおられました。なんとあがたいことかと感動しております。

そんなわけで、大変にお待たせをいたしましたが、音楽には素人である私のつたない駄文で申し訳ありませんが、感謝の気持ちをこめて、ツッコミも入れて、演奏の全曲所感をまとめましたので、ここに掲載させていただきます。

中には所感になっていないものもあるかもしれませんが、ご容赦ください(笑)


実名はナシ、イニシャルで記載しています。写真は、個人を特定できない程度に小さくしています。









~調律・リハーサル・準備~



演奏会は、早朝9時の調律から始まります。自分がログハウスに着いた時には、すでに調律の平田さんが到着していました。本当に、遠いところを朝早くからありがとうございました。





リハーサルの時間になると次から次へと奏者の方が来られるのですが、皆様持ちよりのスイーツの分配やら子守やら、私がなにも指示もしないのに次から次へとやってくださり、本当にありがとうございました。




小さなお子さんがいらっしゃる方もおおぜい来られましたが、みなさま子供コーナーに固まって、一緒に遊んでくださいました。
ありがとうございました。




写真撮影も、今回はH.KくんとK.Tさんの二人にお願いしました。
それぞれ視点が異なるので、面白いです。
演奏会中、ほとんど立ちっぱなしで撮影していただき、本当にありがとうございました。
できあがった写真のセンス、もう脱帽を通り越して脱毛でした。
この所感に掲載している写真も、お二人が撮影してくださったものです。






そして遠いところから、北海道、岩手、福島、長野、東京・横浜、静岡から、ピアノクラブや19thCLUBの皆様が来てくださいました。ありがとうございました。
なんと、私のオヤジがサプライズで現れたときには、幻かと思いました。
まあでも、すごく嬉しかったです。ほんまありがとうオヤジ。


NさんとKさんにはマイカーを出していただき、守谷駅までの送迎までしていただきました。
おかげで私はログハウスでの作業に没頭できました。本当に助かりました。



さてさて、集合写真撮影がおわって、いよいよ演奏会のはじまりです。





司会は私です。当日ちゃんとした服を着る予定だったのですが、家に帰る余裕がなく、そのまま短パンしかも一番ぼろの、ケツに穴あいてるヤツでの司会スタートです。



今年も、岩手から来てくれたM.Mさんが、
子供たちとの共同作業で素晴らしい看板を作ってくださいました。
本当にありがとう!!







~第1部~


●I.Kさん バッハ 平均律クラヴィーア第1巻 ハ長調
初めてのソロ出演だそうで、ピアノも始めて1年弱の方ですが。
この安定感は、なんでしょうか。不思議ですねえ。
安定感といっても、ただ粒がそろっているとかいうことではありません。
聴いていて、落ち着きます。
バッハのこの曲を、自分なりにこう弾こうというイメージも見えます。
いいですねえ、本当にナチュラルに弾いておられます。
うらやましいです。ソロの演奏は、本当にその人の心そのものを映し出しますね。



●K.Sさん・K.Tさん(連弾) シューベルト 軍隊行進曲
毎年元気な連弾をやられるお二人です。
おふたりともソロで普通にショパンなどを弾かれる上手な方なのですが、大人の連弾の難しさは、合わせの時間がほとんど取れないということです。
今回も直前ほんの少ししかできなかったと聞いています。
それでもきちんと元気なこの曲の楽しさ、リズミカルも含めて、また微妙な揺らしまで含めて、二人の共同制作世界を表現できているところ、さすがだなあと感服します。
楽しそうに弾くので、軍隊ですけどとても楽しそうな軍隊です。
ぜひ毎年、ずーっとコンビを続けていただきたいです。



●Y.Mくん ギロック 夏のきまぐれ
私の息子です。
この曲は、夏休みにもってこいです。
なんとなく、夏の気まぐれな積乱雲や炎天下を思い出すような、ちょっと懐かしい感じのする曲です。大人がノスタルジックに弾いても、いい感じになると思います。
十分それが表現できていたと思います。
緊張しいは、慣れで乗り切っていこうね。



●S.Kさん ベートーヴェン ソナタ14番2楽章
前回の19thCLUBラストライブでこの曲を初披露されたのですが、今回はずいぶんテンポを変えて、ゆっくりしたものになっていました。
曲に対する解釈のブラッシュアップがあったんだろうなと思いますが、私はこのゆっくり版のが気に入りました。
この曲には「田園」というタイトルがついています。まあたぶん作曲者じゃない赤の他人がつけたんだろうと思いますが、このゆっくり版は、「田園」でいいなという気がします。


トコトコと。ゆっくりと。重い荷物を背負って、長い坂道、くだり道、回り道。
時々楽しい寄り道。

いいですね、情景が浮かびます。田園風景です。
どちらかというと実直で粒のそろった弾きかたをされるのでつい機械的になりそうなものですが、とても自然で揺らぎで楽しく聴かせていただきました。
ありがとうございました。ブラボーです。



●Y.Sちゃん ちょうちょ
さきほど連弾でシューベルトを弾いたママさんの娘さんです。
うちの息子・娘と同じピアノ教室に通っている、さらに幼稚園もうちと一緒の子なのです。
まだ始めて1年くらいなはずですが、いいスジしてるなあという印象です。
ほんの短い曲ながら、ママゆずりのものを感じました。
譜読みにだいぶ苦労していると聞きましたが、うちの子らもめちゃめちゃ苦労しています。
頑張って続けて、そのうちママのように、美しいショパンを弾けるようになるね。



●H.Kちゃん くつやのおどり
去年はがらがらどんでノリノリダンスを披露してくれた子が、今年は連弾で参加してくれました。
新しい出会い、嬉しい限りです。
この子は、これまたちょっと独特のものを持っています。
とても楽しそうにリズミカルに、いーとーまきまきの歌です。
まだ始めたばかりとききますが、人差し指一本打法ではなく、5本指で弾いています。
なによりリズムがいい。いいもの持っています。
しかし一番すごいのは、細かいこと気にしないで楽しもうという感性をもう持っていることです。
ご両親が、本当に自由にのびのびとおおらかに育てておられるのだろうなと、推察いたします。



●S.Mちゃん ギロック
うちの娘です。
先ほど一緒にビデオを見ていて、「わたしミスまったくしなかったよ」と自慢げに言います。
まあ、確かに最後追い込みで頑張ったので、うまくいったのは嬉しかったんでしょうね。
直前までボロボロ、1週間前から無理やりエンジンかけて猛練習。
いつもギリギリにならないとやらないのです。
楽しんで弾いているようなので、まあ、いいんです。
なお、この小1の娘は、楽譜がまだほとんど読めません。音符の並びを見ても、それがなにを意味するのか、鍵盤とどうつながるのかが、理解できません。見ていると少しイライラも最初はしましたが、今はそういうものなのだと思うことにしています。
子供によって、いろんなペースがあります。それを超える詰め込みをすると、きっと音楽を嫌いになってしまいますよね、きっと。



●Y.Nさん シューベルト 即興曲Op.90-2
前回19thCLUBのラストライブで軍隊ポロネーズを弾いていたので、そうとう指が回る方なのはわかっていましたが、すごいですね。この曲は右手も左手もかなり難しいと思うんですが。
まあでも、指が回るとか回らないとかよりも、音色が一番気になりました。
軍隊ポロネーズの時とはまるで違っているように思いました。
ソフトペダルかな。不思議なしゅるるるっというような感じの弱音スケールがとても心地よいです。
ダイナミックレンジも大きいんです。華奢に見えるんですが、瞬発力あるのか重力奏法ができているのか、アタックがよく効いています。
ブラボーです。



●A.O(Vn)・M.Oさん シャーマン兄弟 小さな世界
バイオリンを小さい子が弾くのを初めて生で聴きました。映画では見たことがあったのですが。
ドラえもんでもしずちゃんが時々弾いていますよね。
私にはバイオリンの難しいことはよくわかりませんが、リズムはきちんととれていたし、音もそんなにズレてはいなかったので、おじぎもきちんとできて、小1なのにたいしたものだなあと、これからが楽しみになりました。
どんな風にバイオリンの音色が変わっていくのか、非常に興味がわきます。
ぜひこれからもずーっとバイオリンを続けて、毎年出ていただきたいです。



なお、Oさんちは、うちと同じでお子さまが3人おられます。
きっと、子供たちみんな音楽好きになって、ファミリーアンサンブルみたいなことやってくれないかと、密かに期待しています(笑)




●M.Oさん ラヴェル 古風なメヌエット
前のバイオリン弾いた子供のママさんです。
もともと在学中からそうとう上手な方でしたが、そうは言っても社会人ブランクあるし、電子ピアノは鍵盤いくつか壊れているらしいので、なかなか大変だったろうとは思うのですが。
しかしあんまり関係ないのか、あるいは持ち前の切符のよさがそうさせるのか、まあ安定していて安心して聴けました。
安心して聴けるというのは、実は音楽演奏の上で一番大切なのかもしれません。
ラヴェルの、このなんとも捕らえどころのない感じがよく出ていました。
久しぶりに聴けて本当に嬉しかった。これからもきっと毎年家族で来てくださいね。



●N.Iちゃん モーツァルト アンダンテ
うちの近所でピアノ好きな家族がおられまして、その下の娘さんです。
ママもお姉ちゃんも相当上手な子ですが、妹さんもまだ幼稚園ながらその片鱗を見せています。
モーツァルトのこの曲は、たしか映画「海の上のピアニスト」で子供時代の1900が弾いていた曲だったような気がします。
子供の純粋無垢な指に似合う曲かもしれません。
私は実はあまりモーツァルト好きでないのですが、これはとてもすんなり心に入ってきました。
これからどんな風に進化していくのかなあ。楽しみですね。



●T.Aさん ソナタK.284 1楽章、チャイコフスキー 四季より「舟歌」
舟歌はとてもいい曲です。本当に、川を小さな小船で下っている情景が浮かびます。
なかなかチャイコフスキーを弾く方は少ないのですが、私は個人的にチャイコフスキーに非常に思い入れがあるので、曲目を見てとても嬉しかったです。
Aさんは手がとても小さい方なのですが。チャイコフスキーの曲って、たぶんどれも指が大きい人用に作られているようで、この曲を弾くのも相当大変なご苦労だったかと思いますが、最後まで全く危なげなく弾かれました。
ひととき安心して船に揺られておりました。




●M.Hさん ショパン エチュードOp.25-1,8
まずは、早朝一番から調律に来ていただき、ありがとうございました。
音が本当にきれいな人だよねと、ピアノクラブの皆で話題にのぼります。
またこの25-1は、そういう繊細な曲で、聴いていてその美しさについ目をつむります。
思い切りの良さのようなものもあるような気がします。
初回のピアノンノでは、バラード3番を、途中5ページくらい飛ばしてコーダにワープするという荒技もありました。
なんとか自分もこの境地にまでたどり着きたいと思うのですが、絶対ムリだよなというのもわかっているのでした(涙)



●the Greats 夢をかなえてドラえもん、ビートルズ Hey Jude
私もすみっこで参加させてもらいました。ドラえもんとドラミちゃんのお面でドラえもん。すいません。ドラミちゃんのお面をきーこさんにお願いしたのは私なんですが、フルカウルで被ると罰ゲームみたいでした。ハーフカウルくらいがよかったようです。

HeyJudeではドラムスまで入って、ほぼフル装備?しいて言うなら、ドラえもんの歌の時に子供がいなくてちょっと寂しかったけど、その分大人が歌いまくったので、まあいいでしょう。



とにかく楽しかった。ただただ、楽しかったです。
この自由度、このシンプルに楽しいということが、大切ですよね。そのときその瞬間に新しい音楽、しかも予期しない音楽が生まれている感じです。

そしてみなさんとてもいい人ばかりで、一緒に演奏できて本当に光栄でした。足を引っ張ってばかりで申し訳なかったですが、それでもとにかく楽しかったです。最後、HeyJudeの繰り返しをみんなで一緒に歌って手拍子してくれたのが最高に嬉しかった。
誘ってくれたNさん、ありがとうございました。抜群の選曲センスをお持ちです。



演奏の後で、なぜかY字バランス大会になりました(笑)









~第2部~


●M.Mさん モーツァルト ソナタK.330 1楽章
東京から足を運んでくださいました。去年はお仕事でダメだったのです。初参加、ありがとうございます。
あまりにソツなく弾く方なので、プロ一歩手前みたいです。
春の日向のような、明るい萌黄色の情景が浮かびます。
プロが弾くと、本当に安定しているんです。すると、どっぷり浸かりやすくなるんです。
やっぱり、この安定ってのは大事だなあと感じた演奏です。
モーツァルト、いいなあ。終わり方もいい。すごく気に入りました。



●H.Sちゃん ふしぎなユニコーン
今回、ぐぐっと伸びたなと感じたのはこの子でした。
このユニコーンの曲はペダル踏むし強弱つけたゆったりしたアルペジオは、表現力を要求されます。
ふと、微妙な揺らぎがあるような雰囲気を感じます。
リズムも。もともとこの子は恐らく独特のリズムの捕らえ方をしているような気がするのですが、それがこの曲ですごく生きていたように思います。
きっと面白いピアノ弾きになるよなと思っているのです。
これから毎年、この子の変遷を見て行きたいです。




●M.Kちゃん・S・Kさん(連弾) ベートーヴェン よろこびの歌
親子で連弾でこの有名な曲をやってくださいました。
ベートーヴェンの第九の、あの有名な、シラーの詩「歓喜に寄す」に添えられた、誰もが知っているあの節です。


この編曲、とてもとっつきやすくていいですね。この曲をまともにやろうとすると、子供ではまず不可能というか、へばります。親もたぶん。つか編曲が難しいんです。元がオケだし。
でも、この曲のこの部分、とてもシンプルなこの節が、毎年末に演奏されるのは、やはり言いようのない魅力があるからです。苦悩、戦い、そして開放へと向かうその頂点にある節です。ただただ精神が高揚します。


子供に、そういう普遍的な価値のあるものにどんどん触れ合ってほしいなと心から思います。
たとい、今は意味がわかっていなかったとしても、そういう中で育つことが、きっと将来生きてくるのだと思います。
そしてそのうち、フルで弾けるように・・・・



●A.Kさん 大江千里 PIANO MAN 弾き語り
ガラガラドンのノリノリダンス娘のパパさんです。シロホン弾きです。今回はピアノの弾き語りというので、シロホン弾いて、ドラム叩いて、さらにピアノの弾き語りですか!多才過ぎます。

途中であのノリノリダンスの娘さんがリコーダーで乱入したり、妹さんが泣き出したりと大変な騒ぎでしたが、まあなんともこの演奏の自由な感じはどうだ。素晴らしいです。これぞMusic!ですね。


今日の演奏の中で、一番印象に残ったのは、この曲かもしれません。
音楽を楽しむということが、やはり音楽にとってもっとも意味のあることなのかなあと思うひとときでした。

私は無意識にひざを叩いてノッていました。



●S.Tちゃん ギロック スクエア・ダンス
ヨガ好きご一家の娘さんです。どことなくヨガの雰囲気を漂わせています。
これまで19thCLUBの演奏会で聴いていたのは、とにかくコーダに向かって爆走し加速していく怒涛の勢いだったのですが。


進歩しましたね!!リズムしっかり刻んで、落ち着いて自信に満ちた指回しでした。
きっとしっかり練習毎日しているんでしょうね。
素晴らしいです。ぜひぜひ、ピアノずーっとずーっと続けてね。



●T.Nくん、H.Sちゃん、Y.Sちゃん 3人連弾 シャーマン兄弟 小さな世界
H.Sちゃんのママさんが編曲した6手連弾です。編曲素晴らしいです。

子供の連弾は技術レベルが微妙に違うのをうまいこと合わせて編曲していかなくてはならないのですが、Tくんの落ち着いたベース、お姉ちゃんのしっかりした旋律、チビちゃんの可愛らしい装飾音が、見事に合わさっていました。見事!と聴いていてとても嬉しくなりました。


またみんなかわいいの!!!聴いていたみんな、どれだけ癒されたでしょう(笑)



●K.Mちゃん ハリー・ポッター「ヘドウィグのテーマ」
はるばる岩手の釜石から今年も来てくれました。第3回の今回までこの子はフル参加なのです。
去年はママ伴奏でラピュタを歌ってくれた小3の女の子です。

1年でここまでうまくなったかとビックリ。この曲はハリーポッターの一番有名な曲だと思いますが、ちょっと不気味な感じ、ちょっと怖いあせる様な感じを、自分も感じながら弾いているような、強弱やアクセントをよくつけた演奏をしていました。


ちょっとなんというか、おっと思わせる大人な演奏でした。ブラボーです。
これからもずっと、ピアノを続けていってほしいです。
そして遠くて大変だけど、きっと毎年、守谷に来てね。もしかしたらこっちから行くかもしれないけど(笑)


話が少しそれますが、釜石は去年の震災で津波の大きな被害を受け、大変な状況です。
なかなか復興もゆっくりとしか進まない状況とききました。
そんな中で、昨年の12月、毎年恒例で釜石市の市民参加で演奏するベートーヴェンの第九交響曲に、この子はママとふたり参加したそうです。
一生のうち、オケをバックに第九を歌う機会に恵まれる人は、どれくらいいるでしょうか。大変なことだと思います。
この状況下でそれを成した釜石のみなさんに、勇気をもらったような気がいたします。







●K.Sさん ショパン 幻想即興曲
さきほど6手連弾の編曲をされたママさんのソロです。
なにせ幻想なので難しさはもう誰もが知るところで、ご本人はどう感じておられるかわかりませんが、曲の雰囲気が出ているかどうかが何よりも大切。

この方は、たぶんショパンを弾いたらなんでもショパ~ンって感じに弾けちゃう方なんです。

優雅、流麗、そして緊迫、怒涛。この曲に含まれるすべての要素を感じましたし、出し切っていたと思います。

自分もこんな曲がそれなりにでもいいから弾けるようになりたいものです。

ブラボーです。



●K.Tさん 坂本龍一 aqua
ヨガ好きバリ好きパパです。
なんとiPadで波の音をかけながらの演奏です。
バリの海の夕暮れの情景が浮かびます。
夕暮れとは限らないかな。もしかしたら夜かも。月夜でもいいです。
聴いている人の心に、そうした心象風景が呼び覚まされる名演でした。
大人になってからピアノを始めてまだ2年くらいの方が、
こういう味な演奏をされるというのも驚きです。
もともと、なにかご縁があったのでしょうね。
今後も、天啓に従って独自の世界を創作していってほしいです。




●Y.Oさん ジョン・ケージ Dream
彼は在学中は坂本龍一が大好きでよく弾いていました。
こういう不思議系の曲が本当に似合うというか上手というか、大好きというか、
聴衆をそっちの世界に引っ張り込む演奏です。
Dreamは、まあ夢なんですが、ドビュッシーの「夢 Reverie」とかとよく似ているような気もしますが、この夢はドビュッシーよりも暗くて少し迷いがちで、迷路の中をさまよい行き止まりを何度も行き来しているような、少し不安な感じです。

そういう映像が聴衆のイメージに現れる演奏。相変わらず健在で嬉しかったです。




●M.Iちゃん バッハ シンフォニア 12番、シューベルト 即興曲Op.90-2
うちの近所の音楽好きご一家のおねえちゃんです。
ピティナでコンクール向けに頑張っている子ですから、どんな演奏が出てきても驚きゃしないぞと思っていましたが、やはり驚いてしまいました。上手すぎます。


なんで小学校5年生がこんな大人な演奏するんだよ~。すごい。

やはり人間、才能とたゆみない努力で、こんなにまでなるんだなと、感動してしまいました。
曲の細かい部分部分の解釈をあれこれ考えて弾いているのが演奏からダイレクトに伝わってきて、心がビンビンなりました。これからの進化が楽しみでなりません。

でも、演奏会中、妹さんにこき使われているようなやりとりが、なんともピアノ演奏とのギャップを感じ、見ていて面白かったです(笑)




●H.Nさん ハロルド・アレン It's only a paper moon、The Police every breath you take
去年もギターやウクレレで参加してくださったパパさんです。

本当に、この方は、ウィットでおしゃれな選曲、Sexyなオーラ、そしてそれらをソツなくこなす。
なんというか、全方位に自分の世界を持っているような。

ギターで、ウクレレで、歌うんです。この方の演奏からは、ギターの声が聞えます。
普段の強靭な決断力や統率力のイメージが強いのですが、とても繊細な演奏をされます。
小さいものを大切に、大切に。そんな思いが見えます。

演奏中、しーんと聞き惚れてしまう名演でした。
ブラボーです。




●オレ その時、歴史が動いた
津波で亡くなった魂が、とても明るくて安らかな天国から地上で悲嘆にくれる家族を見下ろして、その家族に向けた思いを歌うような、そんなイメージを持っていましたので、19thCLUBに引き続き、この曲を選びました。

あの世があるかどうか知らんけど、あるとしたら、案外いいとこかななどと思います。
そんな情景が伝わっていたら、嬉しいなと思います。が、伝わっていなくても、とても気持ちよく弾けたので、私は満足です。




●M.Mさん ブラームス 間奏曲Op.119-3, 118-2
岩手は釜石から来てくれたピアノクラブの仲間です。
私はこの間奏曲Op.118-2という曲が本当に本当に大好きで、まさかこれを生演奏で聴く日が来ようとは思ってもみませんでした。
変わらず安定したタッチ、でもどこか少し力が抜けて、音が秋の空や冬の夜空のように澄んでいて。
今までの人生を省みてふと一息ついて暖炉の前で目をつむるような、安らかな情景に満たされます。
声部が次から次へと入れ替わり立ち代り、いろんな思い出が一緒によみがえってきました。

ここまで生きてきて、よかったねぇ、とそんな声が聞えたような気がしました。

遠いところ来てくれて、看板まで手作りでこさえてくれて、ありがとう。本当に感謝です。




●S.Mちゃん(うた)・A.M(ピアノ) はやぶさ back to the earth より 宙よ
これはJAXA監修のDVDのエンディングテーマでした。

小惑星探査機「はやぶさ」はみんな知っていると思います。

はやぶさ地球帰還のドラマを知ってこの歌を聴くと、本当に感動するのでして、私も感動し映画館でぼろぼろ泣けましたので、娘と歌ピアノでやりました。

途中マイクを忘れるハプニングはありましたが、やり直しました。

演奏していて、はやぶさとシンクロしているような自分がいました。

「ただいま」
「おかえり」

たったそれだけのドラマです。
たぶんツタヤなどで貸し出しているビデオだと思いますので、興味がある方はぜひ借りてみてみてください。


http://www.live-net.co.jp/live/hhd/index.htm




●A.Tさん スクリャービン 「はかなさ」、サティ ノクターン1番、フォーレ ノクターン8番
在学中から不思議世界の住人だったTさんですが、10年ぶりの再会ながら全く変わらない、やはり不思議世界にお住まいでした。

本当に技術的に相当ものすごいレベルの方なのですが、そうした方にありがちな、「ただ上手なだけ」という枠が、この方には全くはまらないのです。
むしろ、逆。この方にしか作れない世界が満ち満ちています。

スクリャービン、初めて聞いたときにはそれは人なのかモノなのか概念なのか、というくらい、一般にはなじみのない作曲家ですが、その不思議世界をTさんの演奏で知り、私もとても興味を持ちました。

10年ぶりの再会でしたが、変わらずお元気そうで、そして演奏はまったく変わらず、繊細で微妙な感覚の世界です。


帰る直前、ご本人に、弾いている瞬間は何を考えているのですかと聞くと、

「うーん、頭の中は、空白かなあ」

と真面目に言います。

私はこんなTさんが大好きなのです。久しぶりに会えて、本当に嬉しかったです。




なお、今回参加を予定されていたzerkin=sさんは、体調不良のため来れませんでした。
みんな楽しみにしていたので、本当に残念でした。
ぜひ来年のこのときに、元気な姿と演奏をみせてほしいと思います。
アフター遊びも(笑)






そして最後は、水本桂さんファミリーの登場です。









~水本桂・エリック=スロイス ミニリサイタル~


●バッハ パルティータ 2番、ベートーヴェン ソナタ30番、リスト 超絶技巧10番
今年もはるか地球の裏側から来てくれた水本桂さんです。



今はバッハづいているそうで、パルティータ2番の全曲演奏でした。
このバッハは本当に気合入っていたなあという感じでした。特に終わりのほうのロンド・カプリチオは鳥肌ものでした。

そしてベートーヴェンのソナタ30番、これは私がベートーヴェンのソナタの中で1番目から2番目くらいに好きな曲だったので、これまたすごく嬉しかったのであります。


これだけ長い曲、プロならできて当たり前の世界かと思いがちですが、その裏でどれだけ大変な練習量を積み重ねているのかと思うと、舞台に対する真剣度にただただ頭が下がります。


ベートーヴェンの後期のソナタは、どれもどこか肩の力が抜けて、少しあの世に近いような、どこか澄み切った潔さがあって、大好きなのです。


終楽章まで、生でこの曲を聴ける幸せに、どっぷり浸っていました。幸せだ~。



●ショーソン 詩曲 エリック・スロイス(Vn)
今年もヴァイオリンの生演奏をご披露してくださったご主人のエリックさん。
金聖響という日本人が音楽監督を務めるベルギーのフランダース交響楽団のヴァイオリン奏者さんでいらっしゃいます。
ヴァイオリンの音色は、ピアノの音だけを聴いている私にとっては、全くの別世界への入り口です。






震えるような背中がきゅっと引かれるようなあの響きは、それが響いてきた瞬間に別世界に持っていかれます。

この曲は、どこか物悲しい、なにかとても悲しく大きな出来事があって大変な状況になったような。
昨年披露していただいたバルトークも緊迫感がすごかったですが、ショーソンは、なんというか、聴き終わった後にふとなにか考えたくなるような、内省したくなるような、そんな印象でした。

素晴らしい演奏を、ありがとうございました。私のオヤジは「これが聴けたから満足や」と感動しておりました。

なお、譜めくりのアーロンくんは、途中で可愛らしく寝つぶれました(笑)





最後に、アンコールで「となりのトトロ」の「さんぽ」を初見で弾いてくれました。
みんなで楽しく手拍子で歌いながら、演奏会を〆ることが出来ました。

水本桂さんは、去年の春は女流ピアニストでは世界で比類のないマエストロであるマルタ・アルゲリッチを、そして今年はシャンソン歌手のサルヴァトーレ・アダモをゲストに迎えての、震災復興支援チャリティーコンサートをベルギーで主催し演奏してくださっています。

ありがたいと言うのはなんと簡単なことか、やるのはいったいどれほど大変なことかと、ただただ頭が下がります。

自分も日本で頑張らなくては、と思うのでありました。








さて、演奏会中、裏で子供たちをたくさん見ていただいていた方がいます。
H.Nさん、E.Uさんのご主人さん、Y.Kさん、Y.OさんM.Oさんご夫婦ほか大勢のパパママさんたち。



さすがに夏休みの元気な子供パワーをそのまま会場でフル炸裂されると、たぶん演奏会にならなかったかと思います。






外で遊ばせてくださったり、中であまりやかましくならないように言ってくださったり。
本当に、ありがとうございました。






アフターでは、zerkin=sさんがいないせいか、大勢いたのですが去年ほどの盛り上がりはありませんでした。
というか、今回は楽器よりもトークに花が咲いたようです。ピアノクラブのメンツも、かなり久しぶりの再会がたくさんありました。いくら話しても時間たりないですね。

でも、私は守谷、19thCLUB、ピアノクラブの全部に足またいでいるので、私がもっとみなさんの橋渡しトークを頑張らなくてはいけなかったかなと、ちょっと反省。

来年は、時間の配分や構成をガラリと変えるかもしれません。






最後に。


この演奏会の形式について、今回、いろいろと悩みました。
時間がかかりすぎるとか、じゃあどこかで線を引くのかとか。
演奏会中に子供が騒ぎすぎるとか。
そもそもの目的はなんだったっけとか。




子供が騒ぐことについて、この演奏会ではそれをある程度許容しています。
それについて、福島から来られたピアノクラブの先輩から、とても嬉しいお言葉をいただきました。

子供が静かにしているからといって、音楽を心から感じているとは限らない。
逆に子供がやかましくしているからといって、音楽を感じていないとは限らない。

むしろ、逆かもしれませんね。
このあたりは、賛否両論あるかもしれませんが、
私はこの方式で、続けていこうと思います。




このAFTERNOON PIANONNOは、一昨年から私の主催で始めたものですが、
私は特に小難しいポリシーやお題目を設けなかったので、しいて言うなら「自由」をイメージしていました。
自分を縛らず、他人を縛らず、子供を縛らず。そんな風になれたらと。

どこかに限界があるのは仕方ないけど、その基本は忘れたくないと思っています。




来年、再来年、重ねていくうちに、きっともっともっと面白いものになっていくはずだと、
そう信じて、今年の教訓を次に生かして、
形は変えても、最初に思った、音楽の自由への思いだけはそのまま、
ずーっとじじいになっても続けていきたいと思っています。

みなさま、ぜひずーっとお付き合いをお願いします。


今年も、皆様にお会いできて、本当に嬉しかったです。
また会いたいです。語らいたいです。弾いて聴いて飲んで談義したいです。

また来年、お会いできますように。











素晴らしい笑顔のひとときを、ありがとうございました。








そして最後に、企画の最初から、振り返りの最後まで、
一緒に付き合ってくれた私の妻に、心から感謝します。



2012年7月16日月曜日

AFTERNOON PIANONNO 2012 参加御礼

AFTERNOON PIANONNO 2012 に参加された皆様へ
ユング松井でございます。

昨日は、お疲れ様でした。おかげさまにて、無事に楽しく今年のアフタヌーン・ピアノンノの集まりを終えることができました。

... ひとえに、細かいところに全く行き届かないくせにワガママで自分勝手なダメ主催者にキレずに懲りずにたくさんたくさんフォローしていただいたおおらかな皆様のおかげでございます。
 




 
 
 早朝から調律に来ていただいた調律師の平田さん。遠いところをありがとうございました。昨日内輪リハをしていた際には相当狂っていたように感じましたが、当日の演奏会では全く違和感なく触ることができました。いつもありがとうございます。

zerkin=sさん。今回ご一緒できず非常に残念でしたが、次回ぜひ復調し音楽遊びができることを楽しみにしております。お大事にしてください。

 守谷駅との送迎をいただいたH.Nさん、I.Kさん。朝早くからありがとうございました。おかげさまで、私はログハウスから離れずに済みました。

テーブルレイアウトや配膳にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。量が多くて大変なのに、手際よくテキパキやられていて、すごいなあと舌を巻いておりました。

 写真撮影をいただいたヒデヒロくん、K.Tさん。飲食ほとんどしないでひたすらシャッターを押すことに専念されて、さぞやお疲れと思いますが、疲れた顔ひとつせず楽しげにやられていて、ありがたいというよりほかありません。

 買出しに走っていただいたY.Kさん、いつもいつもありがとうございます。今回アフターは果てしなく無計画でぴーんちでしたが、本当に助かりました。
 
当日に今年用のピアノンノ看板を、またいつもの面白いアイデア満載で作ってくれた、デザイナーM.Mさん。いつもありがとう、遠いところ来てくれて。
 

 地味ながら、子供の相手をしていただいていた皆様、実は非常に大変で重要でありがたいことでございました。子供の仕切り・扱いにたけた方がこんなにいてくださって、本当に助かりました。
 
 
今年も来てくれた、ベルギー在住ピアニスト、水本桂さんと、フランダース交響楽団ヴァイオリニストのエリック・スロイスご夫妻。圧巻というほかない怒涛の演奏に、緊張で体がしばれるほどでした。遠いところいつも来てくれて、本当にありがとう。

 
最後に、この集まりをやりたい病の私のいろんなワガママをおおらかに受け入れてくれた妻に感謝しています。いつもありがとう。
 
 
 

そしてなにより、 演奏に参加してくださった全ての皆様、聴衆として拍手を贈ってくださった皆様、長丁場の演奏会にお付き合いくださり、ありがとうございました。距離的にも非常に非常に遠いところから来てくださり、あるいは重い機材を携えて。皆様が集まってくださらなかったら、どんなにやりたくてもできませんでした。音楽はどんなに頑張ってもひとりではできないです。お集まりくださったことに、感謝いたしております。

 
本当にありがとうございました。
 
各演奏の所感については、落ち着いた時期を見て掲載しようと思いますので、今しばらくお待ちください。また、DVD/ブルーレイをご希望いただいた皆様へ。編集に時間がかかりますので、今しばらくお待ちください。マスターディスクができましたらお知らせし、順次郵送でお送りいたします。
 
 
 
 

2012年7月7日土曜日

AFTERNOON PIANONNO 2012 当日まで1週間!



参加者の皆様へ

このたびは、AFTERNOON PIANONNO 2012へご参加くださりありがとうございます。本番まであと1週間となりました。当日はどうぞよろしくお願いします。

当日は朝9時から調律をお願いしております。朝早くから恐縮ですがよろしくお願いいたします。
10時過ぎから12:15までリハーサルとなります。早い者勝ちなのでよろしくお願いします。

当日はホール横の中会議室を子供コーナーにしますので、子連れの方は、子供が静かに遊べて退屈しなさそうな折り紙やお絵かき道具などお持ちいただけると嬉しいです。

当日はスイーツ・ドリンク持ち寄りをお願いしております。お持ちいただいたものを皆で分け分け大作戦ですので、分配を手伝ってください。よろしくお願いします。紙皿と紙コップはこちらで用意します。また、守谷にお住まいの皆様のうち、クーラーボックス持ってこれる人は、荷物増えて申し訳ありませんが、氷入れて持ってきていただきたいです。ドリンク冷やすのに使いたいのです。

12:15になったら集合写真の撮影をします。お天気しだいでは外玄関か庭でも撮りたいと思っていますので、よろしくお願いします。たぶん梅雨はあけてないでしょうからあまり期待していませんが。
 





 最終的なプログラムは以下のとおりです。

●前半プログラム(12:30-14:10)

バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 プレリュード ハ長調
シューベルト 3つの軍隊行進曲 第1番 Op.51 (連弾)
ギロック 夏の思い出
ベートーヴェン ソナタ第15番「田園」第2楽章
スペイン曲 ちょうちょ
デンマーク民謡 靴屋の踊り (連弾)
ギロック ステイトフェアー
カスキ 激流
シューベルト 即興曲Op.90-2
ロバート=シャーマン・リチャード=シャーマン 小さな世界 (バイオリン+ピアノ)
ラヴェル 古風なメヌエット
モーツァルト アンダンテ
クロツキン ワルツ
モーツァルト ソナタ K 284(205b) 第1楽章
チャイコフスキー  四季-12の性格的描写より6月「舟歌」
ショパン プレリュード 第4番
フォーレ=フィオレンティーノ 夢のあとに
黒須克彦 夢をかなえてドラえもん (バンド+参加者全員)
The Beatles Hey Jude (バンド)

●後半プログラム(14:20-16:10)

モーツァルト ソナタ K.330 第1楽章
キャサリン・ロリン レインボーフィッシュ
ウェーバー 人魚の歌
ベートーベン=松山祐士(まつやまゆうし) よろこびの歌 (連弾)
大江千里 「PIANO MAN」 (ピアノ弾き語り)
ギロック スクエア・ダンス
ロバート=シャーマン・リチャード=シャーマン 小さな世界 (6手連弾)
ジョン・ウィリアムス ハリーポッターと賢者の石 より 「ヘドウィグのテーマ」
ショパン 即興曲第4番 「幻想」 Op.66
坂本龍一 「aqua」
ジョン・ケージ 「Dream」
バッハ シンフォニア 第12番 BWV798
シューベルト 即興曲Op.90-2
The Police Every breath you take  (ギター)
Harold Arlen It's only a paper moon (ウクレレ)
谷川賢二 「その時、歴史が動いた」
ブラームス 間奏曲 Op.119-3
ブラームス 間奏曲 Op.118-2
ショパン エチュード Op.25-1, 8
酒井義久 はやぶさ back to the earth より 「宙よ」 (歌+ピアノ)
スクリャービン 4つの小品 Op.51 より 第1曲「はかなさ」
サティ 夜想曲 第1番
フォーレ 夜想曲 第8番 変ニ長調 Op.84-8

●水本桂・エリック=スロイス ミニリサイタル (16:15-17:00)

ベートーヴェン ソナタ第30番
バッハ パルティータ第2番
リスト 超絶技巧練習曲
ショーソン 詩曲 Op.25 (ヴァイオリン+ピアノ)

●アフター
北の国から (ピアノ+オカリナ)
ヘッドライト・テールライト (プチバンド)
ブラームス 間奏曲Op.117-3
情熱大陸 (連弾)
ベートーヴェン ソナタ第13番 第2楽章
パッヘルベルのカノン (連弾)
ほかなんでも自由に

演奏会中におけるお願いです。

演奏中子供が退屈することがあるかもしれませんが、よほど騒いだりドタバタ走ったりしないかぎりはまあ放置でいいです。赤子がギャーギャー泣くことがあるかもしれませんが、チビはしかたないのでみんなでなだめっこです。みんなでめんどうみてあげてください

大人の皆さんのうち飲む方は、酔っ払って迷惑にならないようによろしくお願いします。あと子供が間違ってお酒飲まないように気をつけてください。紙コップの種類でわかるように子供用の紙コップと大人用の紙コップは種類を変えます。

演奏前に一言しゃべったりすると、少し緊張がまぎれるかもしれませんので、もし喋りたい場合は30秒以内で自由に一席ぶってください。

聴衆のみなさまは、演奏にノッてください。その曲から感じられる静寂や喧騒や陰陽のままに、自由にノッてください。自由です。

プログラムの中にはぜひみんなで歌ってほしいと思っているものもあります。ドラえもんは子供たち歌ってほしいから歌詞カード配りますのと、ヘイジュードは「たーたーたーたららっらー、たららっらー、へいじゅー」のところは大人なら誰でも知ってると思いますので、ゼッタイみんな歌ってください。よろしくお願いします。

司会を私がやりますが、私は段取りを考えるのが苦手でというより考えないし気がつかないので、皆様私がおかしなことしてたらなにとぞフォローして(ツッコミ入れて)ください。

アフターは夕食を取りながら気楽にまた音楽会の続きです。弾きたい人が自由に弾いてください。2台セッションなんかも楽しいと思うので、電子ピアノ持って行きます。夕食はインスタントのピザその場で焼こうと思っています。たこ焼きを実行に移すかどうかは悩んでいます。会計はその場で適当に折半しましょう。

21時にお開きにして、22時までに片付けて退館となります。最後までお付き合いいただいた方にはもれなく片づけも一緒にお願いいたします。

みんながただただリラックスして音楽を奏でて聴いて楽しめるような、大仰ではない、手作りの素朴な、なによりも自由な、そんなひとときを共有し想いを共感できる場になるように、おおらかな皆様のご協力をよろしくお願いします。

2012年6月23日土曜日

AFTERNOON PIANONNO 2012 現時点での曲目です!

AFTERNOON PIANONNO 2012 参加者の皆様へ

このたびは、今年のAFTERNOON PIANONNO 2012へのご参加、
 まことにもってありがとうございます。当日はどうぞよろしくお願​いします。



まだ演奏する曲についてお返事をいただいていない方もわずかにお​られますが、
現時点で明確にこの曲をと希望をいただいているものをここらでお​知らせしておきます。
プログラム順序とはなんの関係もありません。




●本ちゃん(12:30開始予定)
バッハ 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 プレリュード ハ長調
カスキ 「激流」
ブルグミュラー 「小さなつどい」
ベートーヴェン ソナタ第15番「田園」第2楽章
スペイン曲 ちょうちょ
デンマーク民謡 「靴屋の踊り」 (連弾)
ギロック 「ガラスのくつ」
シューベルト 3つの軍隊行進曲 第1番 Op.51(連弾)
シューベルト 即興曲Op.90-2
ラヴェル 古風なメヌエット
モーツァルト アンダンテ
クロツキン ワルツ
モーツァルト きらきら星変奏曲より 抜粋
ショパン プレリュード 第4番
フォーレ=フィオレンティーノ 「夢のあとに」
黒須克彦 夢をかなえてドラえもん(バンド)
The Beatles Hey Jude(バンド)
モーツァルト ソナタ K.330 第1、2楽章
キャサリン・ロリン レインボーフィッシュ
ウェーバー 人魚の歌
ベートーベン=松山祐士(まつやまゆうし) 「よろこびの歌」(連弾)
大江千里 「PIANO MAN」(ピアノ弾き語り)
ギロック スクエア・ダンス
ロバート=シャーマン・リチャード=シャーマン 小さな世界(6手連弾)
ジョン・ウィリアムス ハリーポッターと賢者の石 より 「ヘドウィグのテーマ」
ショパン 即興曲第4番 「幻想」 Op.66
坂本龍一 「aqua」
ジョン・ケージ 「Dream」
バッハ シンフォニア 第12番 BWV798
シューベルト 即興曲Op.90-2
The Police Every breath you take (ギター)
Harold Arlen It's only a paper moon(ウクレレ)
ブラームス 間奏曲 Op.117-3
ブラームス 間奏曲 Op.119-3
ブラームス 間奏曲 Op.118-2
ショパン エチュード Op.25-1, 8
酒井義久 はやぶさ back to the earth より 「宙よ」(ピアノ+歌)
スクリャービン 4つの小品 Op.51 より 第1曲「はかなさ」
サティ 夜想曲 第1番
フォーレ 夜想曲 第8番 変ニ長調 Op.84-8



●水本桂・エリック=スロイス ミニリサイタル(16:15開始予​定)
ベートーヴェン ソナタ第30番
バッハ パルティータ第2番
リスト 超絶技巧練習曲
ラヴェル ガスパールより 「オンディーヌ」
ショーソン 詩曲 Op.25(ヴァイオリン+ピアノ)



●アフター(17:00~21:00予定)
北の国から(ピアノ+オカリナ)
ヘッドライト・テールライト(プチバンド)
ブラームス 間奏曲Op.117-3
情熱大陸(連弾)
ベートーヴェン ソナタ第13番 第2楽章
パッヘルベルのカノン(連弾)
その他当日時間の許す限りガンガン弾いてください!




素晴らしくバラエティに富んだ面白いプログラムになりそうで、
ありがたく涙がちょちょぎれそうです。

どうぞよろしくお願いいたします。

2012年5月15日火曜日

アフタヌーン・ピアノンノ2012、7/15開催します!


ヒゲ松井(ユング)でございます。ご無沙汰しております。



昨年2回目で茨城県守谷市で開催したAFTERNOON PIANONNOですが、
今年の開催日が決まりましたので、お知らせします。

7/15(日)
午前中準備・リハーサル
午後1時頃に開演予定、終了はたぶん5時ころ
※時間は参加人数によって変動する可能性あります。

場所・・・守谷市国際交流研修センター
http://www.city.moriya.ibaraki.jp/sisetu/bunka.html#05


私の妻が5人抽選の激戦を制してゲットしました!

会場は、50~80人程度収容の小さなログハウス風ホールで、とても雰囲気があたたかいです。
ホールの響きもとても良いです。置いてあるピアノはヤマハのC7です。

当日は知り合いの調律師さんに調律をお願いしています。また、演奏はビデオ収録させていただき、後日ほしい方にはDVDまたはブルーレイ焼きます。




小さなお子様連れでも気軽に参加できるように、会場の一角に子供コーナーを設けます。子供はどうしても静かにしていられないものなので、多少騒いでもあまりうるさく言わないルールです。
※限度はありますけど、基本的に小学校低学年くらいまでは仕方ないかなと思います。

演奏中の小声のお喋りOK、飲食OK、アルコールOK、出入りOKとし、昨年同様なるたけ自由で気さくな雰囲気にする予定です。



演奏ですが、特になんの制限もありません。年齢まったく問いません、そもそも幼稚園くらいの子供たくさん参加予定です。ジャンル一切問いません。コスプレ等のウケ狙いに走ってもOKです。楽器も自前の持込なんでもOKです。また、プラグインOKですので、自前のアンプ持ってきてセッションとかもかまいません。会場に一応ステレオセットとマイク2本はあります。



なお、茨城で私が知り合った音楽仲間19thCLUBの皆様もたくさん参加されます。みんな温かくて面白い人ばかりです。




ご参加いただく場合には、演奏する、しないに関わらず、なにか飲み物とスイーツもしくはなんか一品、ご自分の家族が食べきれる程度の量の持ち寄りをお願いします。当日みんなでシャッフルして分けていただきます。

また参加費用ですが、演奏に参加される方につきましては、調律代の折半をお願いします。参加人数によって変わるので正確な金額はまだ分かりませんが、そんなアホみたいに高くはなりません。また、演奏会のDVDまたはブルーレイがほしいという方につきましては、メディア代+送料で500円をいただきます。

また、演奏会終了後は、22時までアフタータイムとなります。
別会計になりますがその場で夕食を取りつつピアノで遊ぶ、夢のひとときです。
こちらもお時間が許せばぜひご参加ください。


と、いうような要領にて開催させていただきます。

ご参加される方は、ヒゲ松井(forest@valley.dti.ne.jp)までメールでお知らせください。演奏するか、しないか、する場合は作曲者と曲名と演奏予定時間をお知らせください。期限は特に設けませんが、なるたけ早めにいただけると嬉しいです。

なお、遠方から来られる方につきましては、泊りが必要な場合は松井家をご利用ください。お子様連れでもOKです。去年も一昨年もそれぞれ数名ずつ泊まっていかれました。


では、みなさまのご参加をお待ちしております!!!

2012年3月13日火曜日

ベルギーから日本へのエール

海外からコンサートのお便りです。

北大ピアノクラブのOGであり、ベルギーでプロのピアニストとして活躍されている水本桂さんが、3/15、ベルギーで復興支援コンサートに出演されます。




ベルギー・フランダース政府観光局のページ
http://www.visitflanders.jp/hotnews/?p=2436



Japanese musicians who are currently performing throughout Europe will hold a Fukko ("reconstruction") concert on 15 March. Here is the information we have received from the musicians.

DATE/TIME: 20h00, 15th March, 2012
VENUE: Conservatoire royal de Bruxelles: Rue de la Régence 30, 1000 Brussels
RESERVATION: Bozar 02-507-8200, or online
http://bz.clic-com.be/main.aspx?sPageToGo=Event&iEventId=11053&iCultureId=2057
CONTACT: fukkojapan@gmail.com



昨年、水本桂さんは、やはり堀米ゆず子さんたちとともにゲストにアルゲリッチを迎えて、復興コンサートを4/7に主催されました。

目に見える形で、こうしたエールが届くというのは、これに勝る心強いものはありません。

ありがとうございます!!

今年の曲目には、ベルギー在住で大変な親日家のシャンソン歌手アダモさんがゲストで出る予定です。NHKも取材に入るそうなので、もしかしたらテレビで見られるかもしれませんね。