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「AFTERNOON PIANONNO(アフタヌーン・ピアノンノ)」は、平成4年の北大ピアノクラブ創設当初所属していた部員のうち、一部のOB/OG仲良しメンバーが集まって2010年からやり始めた、小さなサロンコンサートです。茨城で知り合った音楽を愛する仲間さんたちと一緒に年に1度集まり、なるたけお金をかけずに気軽に音楽を楽しもうという、ただそれだけを思って始めた、ささやかな集まりです。 ぼちぼち、ゆる~く、続けていこうと思っております。よろづ帳はこちら! ブログへのご意見・ご要望はこちらまで。

2015年7月28日火曜日

福島のOさんが長文の所感を寄せてくださいました!!~第一弾~

福島から来られていたピアノクラブ先輩のOさんが、今年も長文の所感を寄せてくださいました!!

毎回書いていただいていますが、これは決してあたりまえのことではありません。ものすごいことです。書く手間も大変なものですが、そもそも書けると言うこと自体がすごいことではないかと思います。本当に、ありがとうございます。今回は2つに分けて1つめです。


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改めまして、アフターヌーンピアノンノ6回目、お疲れさまでした。仕事をしながら、こういった事を企画するのは大変なのに、とにかくやりきってしまうのは、本当に毎年凄いなあと思います。たぶん、びちっと綿密に計画するような人だと、どこかで精神的に破綻してしまいそうですが、ユングさんの場合、程良く「遊び」があるために、押さえる所は押さえて、いつも実現にこぎつけてしまうんでしょうね。


ユングさんの言うように、今年は、いろいろと異例づくしの今年のアフタヌーンピアノンノでしたが、そういった想定外の事以外に、個人的に感じたのは、演奏中の「静けさ」というのを感じる時間が例年よりも多かったかなということです。子供たちが順当に成長したというのもあるでしょうし、子供たちの「組み合わせ」というのもあるでしょう。もしかしたら、ちゃぶ台効果かもしれません。これまで、子供たちの出す音も、一つの環境音として感じていたのですが、今年はそれが少なくて、最初はちょっと当惑したのですが、慣れると「静かさもまた音楽の一部」と言う風に思えるようになりました。また、私のための演奏会かと思えるくらいに、私の好きな曲がプログラムに勢ぞろいしました。なんか、こんなに好きな曲を演奏していただいて、皆さんには、申し訳ないという想いすらありました。どんな音楽かは、CDなどで聴く事はできますけど、やはりそれら音楽が生まれる瞬間にその場にいると言う事は素晴らしいことです、とんでもなく贅沢な時間を共有できたと痛感しています。

 音楽、とくに生演奏による音楽というのは、その場でうまれた瞬間に消えてなくなるもので、やはり一期一会の世界だと思うのです。音の情報を、かなり忠実に録音に残すことはできるかもしれないですが、それを再生する時、聴き手はもう「その演奏会場」にはいないのです。つまりは、音や映像がちゃんと残されていたとしても、聴き手の状況が変わってしまっているんですね。だから、会場でのあの感興は二度と味わう事はできないと思います。でも、だから貴重なんです。あの会場で音楽を聴く事が。そして、私個人としては、会場で感じた貴重な体験を書きとめておきたいという強い想いがあるんですね。「録画も見ずに、メモもとらずに、よく演奏会の様子が書けますね」と言われることは多いんですが、あくまで私の極めて主観的な印象を書いているにすぎません。つまり、印象に残ってない事は思い出せないから書けません。そして、私はそんなに器用じゃないので、メモを取りながら演奏をちゃんと聴く事なんてできません。そして、私は別に音楽評論家でもなければ、コンクールの審査員でもないので、客観的に演奏を評価する事もできないです。だから、録画を見返したら、全然的外れな事を書いているかもしれません。あくまで、私があの音楽の生まれた瞬間瞬間に感じた事を書くだけです。今年は、未成年ピアノ部門、弦楽器・歌唱部門、連弾・合奏部門、成年ピアノ部門にわけました。なんか、コンクールみたいですが、半ば、冗談としての分類です。あと、適宜、息抜き程度に余談入れます。また、必要に応じて、リンクも貼ります。で、充実の成年ピアノ部門は後日に。






<未成年ピアノ部門>

Y.Kちゃん
衣装が魔女の宅急便みたいだったので、てっきり、そういった曲を弾くのかなと思ったら、「ゆかいなまきば」と「アマリリス」。アフターヌーンピアノンノ初登場ということで、「え?本当?」と思って、不確かな記憶をだぐりよせましたが、確かにピアノ独奏では初登場でした。単純なピアノの音がぽろぽろ鳴ってゆくのが可愛かったです。



K.Mくん
Kazuくんは、どのような情景を思い浮かべながら、弾いたのでしょうか?小さな雪山から自分自身が転がり落ちる様、または坂道で雪玉あ転がり落ちる様かな?あるいは、はっきりした情景はなかったのかもしれません。勝手ながら、私は皿の上のグリンピースをフォークで刺そうとして、ついつい転がってしまう様を思い浮かべました。



M.Gちゃん
小川の水車という題名、なんでこれが小川の水車かわかりませんが、曲そのものは、とても落ち着きます。単純だけど、いい。こういう曲って、滑らかに流麗に弾かれるよりかは、個人的には多少、M.Gちゃんのように、訥々とした部分があったほうが好きです。そしてみつばちマーチ。これは勝手に私が誤読していて、「みつばちマーヤ」のテーマを演奏するものと思って、演奏が始まって、アレっと思ってしまいました。すいません。これも、なぜ「みつばちのマーチ」なのかわかりませんが、曲自体、そして演奏はやはり落ち着いてとてもいいです。余談ですが、みつばちマーヤの主題歌を歌っているのは、当時のアニメ番組としては異例の水前寺清子さんです。アニソンなのに、ちゃんとこぶしが入っているのがいいですね。「みつばちマーヤ」は、手足が4本で、たぶん昆虫ではない何かです。



M.Kちゃん
バッハのメヌエット、何もひねらずに、素直に弾いていてよいです。曲自体がしっかりしているので、聴いていて大変心地よかったです。こういう曲でも、大人になるといろいろ考えなければいけない事項が増えて、なかなか素直に弾けなくなるものです。余談ながら、この曲は現在ではバッハ作曲ではない事がわかっています。わかった所で、同じ曲の良さは変わりないですね。そして、アメリカの音楽グループのザ・トイズが「ラバーズコンチェルト」と題してポップス曲としてヒットした事でも有名です。日本では、薬師丸ひろ子が「ラバーズコンチェルト」として歌っていますね。


N.Iちゃん
スティリアンヌ、ちゃんとワルツの雰囲気を醸しつつ弾いていて素晴らしいです。伴奏とメロディーラインのバランスもよかったです。ワルツと書いてしまいましたが、スティリアンヌは、スティリア地方の女性という意味で、元々はオーストリアの民俗舞踊であるレントラーを題材にした曲のようです。で、レントラーが洗練されて、ワルツになったみたいですよ。



飛び入りのR.Hくん
いきなりスターウオーズのテーマを弾き始めてびっくりしました。ジョンウイリアムスの壮大な音楽を、持てる力を最大限発揮して表現していたのがよかったです。本来であれば楽譜的には連弾ぐらいでないと、このテーマ曲の壮麗な響き、及びスケール感はなかなか出せないものですが、独奏ながら、足りない音も想像させるダイナミックな演奏でした。いきなきこれだけ弾けるのは凄いなあ、やはり。



S.Mちゃん
ブルグミュラーのパストラルですが、このテンポ好きですね。彼女自身がパストラルの意味を知っての事かはわかりませんけど、このテンポと優しさで弾いてくれると私の中で田園風景が広がります。ふっと音が途切れるとき、微かな風がさっと吹き抜ける感じがします。



K.Mさん
バルトークのルーマニア民俗舞曲。大昔に私も弾いた曲だけに、弾いてくれたKさんには感謝です。意外と譜読み難しいですよね。ルーマニアの土地に根付いた民謡をバルトークが採集し、その民謡をアレンジして作った曲なので、ロマン派にはないような和声進行やリズムも多々あります。東欧と東アジアはつながっていますから、一部、ちょっと懐かしい響きを感じる事もあるかもしれません。それが感じられるかによって、この曲の受け取り方も変わってくると思います。と言う意味で、Kさんは、メロディーラインについては、何らかの共感を持って生き生きと弾いていたようですが、リズムについては??と思いながら弾いていたのではないでしょうか。あと、3曲目、4曲目がなかったのがやはり残念でした。とはいえ、バルトークという人は音楽の可能性を大きく広げた人なので、興味を持ってもらえるのは大変うれしいです。



Y.Mくん
去年も書いたかもしれませんが、心の中にはっきりした「音色のイメージ」があるように感じます。だから、最初から出てくる音が違う。ピアノを弾くと言う意識はあまりなくて、たまたまピアノと言う楽器を使って音楽を作ってゆくという側面の強い演奏です。目的地がはっきりしているから、ピアノの練習もその確認作業となるでしょう。だから、それなりに練習した後であれば、鍵盤を触る前にもう音が見えているのです。こういう感覚は、どんな名教師でも伝える事はできないですね。音楽というのは、本人の心の中に存在しないものは、実は伝えようがないんです。ということで、素晴らしいナウシカでした。



M.Iさん
Mさんの演奏を聴いたのは二年ぶりかな?前に聴いた時の印象からすると、とんでもなく音楽的に成長しているというのが今回の演奏で最初に感じた事です。まあ、多感な十代の2年間ですから、音楽以外でもきっと様々な経験を重ねてきたのだろうと思います。バッハもショパンもどちらも大変難しい曲です。テクニカルな面だけでなく、音楽としてどう表現するか。バッハをピアノで弾くというのは、今では当然のように思われていますが、元々はピアノの曲ではないので、いろいろ考えなければいけない事があります。バッハが書かなかった指示記号の入った楽譜も多数出版されています。どれが正解なのかについては、明確な答えはないです。Mさんの演奏は声部の弾き分けはもちろんのこと、曲全体を通して、それぞれのモチーフをどう展開するか、どのようなフレージングにするかをよく把握して、かつ部分と部分との間がつぎはぎにならないよう、自然な流れになるように弾いています。かなり音色も微調整しながら、退屈させることない演奏にもなっています。なかなか中学生でここまでできる人はいないです。ショパンのエチュード作品25-12。ショパンのエチュードの中では個人的には一番好きです。「大洋」という標題がついていますが、それは表層的すぎるだろと思って、勝手に「宿命」という標題にして鑑賞しています。この「大洋」エチュードは、モーツアルトの幻想曲二短調の近代ピアノのための短縮バージョンのように感じる事もあるのです。こんな事を言っている人はあんまりいないとは思うし、全然違うと言われればそれまでですが、モーツアルトの曲のドラマの成り立ちというか、それが似ている気がするんですね。ただ、ショパンはそれを分散和音に凝縮して、超短縮ダイジェスト版としてピアノ音楽に昇華させているんです。つまり、分散和音だけでドラマをどれだけ盛れるか?というピアノ音楽の挑戦(ちなみに、エチュード作品10-1は、バッハの平均律第一巻ハ長調前奏曲の、近代ピアノのための拡張バージョンと勝手に思っています)。なんでこんな事を書いているかと言うと、Mさんの演奏と言うのが、本当にそのドラマが見えるんです。部分的なフレージングじゃなくて、曲全体を見通した息の長いフレージングが、この曲に内在する大きなドラマを感じさせるんです。ハッキリ言って、ここまで表現できるというのは、もう才能です。これからも音楽以外で様々な経験を積み重ねていって、さらに豊かな音楽作りのバックボーンにして欲しいです。










<弦楽器・声楽部門>



A.Oくん
ますます上達しているA.Oくんのヴァイオリン。といっても、ヴァイオリンの事はよくわからないのですが、少なくともテクニカルな難易度はかなり上がったことはわかります。それでも、歌を忘れない演奏はいいですね。休符での息使い(管楽器でもないのに、息使いというのも変ですが)もいい感じ。そして、最後のピチカートも芯のある音でちゃんと鳴っているのでいいです。



ア―ロンくん
あのボーイング(弓使い)でこの曲を弾ひいているというのが恐るべしとしか言いようがないですね。息の長いフレーズならば、弓をいっぱいに使って歌いあげるのは容易ですが、このガボットのようなリズミックな曲で弓全体を最大限活用するというのは、凄く難しいのではないかと想像します。あくまで想像にすぎないので、勘違いかもしれませんが、ギアを4速に入れてクラッチを微調整しつつ、時速20kmで滑らかに運転しているような感じではないでしょうか。それを涼しい顔してやっているんですから、なんか根本から違う。ただし、心から湧きあがってくる本当の歌はこれからですね。期待しています。



H.Kちゃん
去年に引き続き、驚異の弾き語りでした。忍玉乱太郎は、スピッツよりもリズムの変化が多いので、伴奏と歌を合わせてゆくのが難しいと思うんですが、締める所は締めて歌いきっていました。ただ面倒でも、ピアノ伴奏を移調して、歌いやすいキーに移した方がHちゃんにとっては、もっともっとノレたのかもしれません。まあ、そこまでくると贅沢な望みというものでしょう。



N.Tさん・S.Kさん
アンジェラアキのこの曲、ベタですけど、やはりいい曲です。音楽としてもよくまとまっているし、何よりもタイムカプセルとしての「手紙」を素材とした歌詞がいいですよね。課題曲になるのもわかります。でも、15歳の時点では、生きるのに懸命すぎて周りが見えてなくて、この曲の本当の良さはわからないようにも思います。でも、わからないなりに、音楽として受け取っておく事は大事かなとも思います。15歳の自分は一度きり。未来の自分にとって、15歳は過去。過去を振り返った時、この曲の本当の意味を実感することになるでしょう。今回は、母から息子への「手紙」ということで、勝手に物語を展開して、感動してしまいました。歌を受け取った御子息自身は、もしかすると深い意味は実感できなかったかもしれませんが、母親が自分のために歌ってくれたという事は、生涯忘れないでしょう。そして、いつか母親の真の気持ちを痛感する時が来るのだろうと思います。同時に母親自身もまた、自分が15歳だった時の頃を思い出しながら歌っていたのかなとも想像しました。やはり、この曲は一方的なメッセージソングというより、双方向に多面的に受けとれる音楽だからいいですね。音楽を通じた世代間のリレーといった感じです。









<連弾・合奏部門>



M.Iさん&M.Iさん
実はこの曲初めて聴きました。ルトスワフスキーというと、もうちょっと難渋な曲が多いように思っていたのですが、このような完全に初期バルトーク風の楽しい曲もあるんですね。非常に気に入りました。。そして、メリハリのある演奏が、この曲の良さを引き出していて、多くの人に好印象を与えたように思います。でも、なかなか作曲者の名前が覚えにくいですよね。ともあれ、こういった曲を弾いてくださり、ありがとうございました。



Y.Nさん・S.Kさん
ルパン三世という作品は、ひとえにテーマ音楽によって成り立っている部分が大きいです。アニメーションの音楽、しかも、あの放映時間帯に「大人の音楽」を盛り込んだと言う意味で、やはりエポックメイキングなアニメです。ということで、未だもって、音楽単体で演奏される機会の多いルパン三世ですが、二人の演奏はすっかりアニメを離れて(ないかもしれませんが、お二人ともリアルタイムで見ていた世代ではないように思うので、、)、かゆい所に手の届くJazzyな演奏を展開していてよかったです。こういう曲、お行儀よく弾いてもあまり意味がないんで、やはり程良く「崩しつつ」、要所ごとに、お二人がピタッとシンクロする所が快感なのです。まさにジャズのセッションのような、その場で生まれてゆくようなvividな演奏でした。
で、余談ながら、知っている人は知っているとは思いますが、今回の音楽は、ルパン三世の第2シリーズ(1978~80)の曲なのです。じゃあ、第1シリーズ(1971~72)のルパン三世の主題歌はどんなものだったか。一番最初が、フレンチポップスのような洗練された曲でした。やはり最初は、大人向けのアニメとして企画されていた事がうかがえますが、やはり夕方にこれ流れた時の違和感は未だに覚えてます。ルパンも原作の風貌を踏襲していました。そして、二番目が思いきり本格的にジャズな曲です。音楽の方が先鋭的すぎて、アニメが大人しいといった感じでした(ちょうど、この主題歌の頃、製作が、かの宮崎駿にバトンタッチされて、徐々に子供向けの内容になってゆきました。ルパンの顔もムーミンっぽくなってゆきます)。そして、三番目がカリブ音楽風な底抜けに陽気な音楽。これはこれで、今聴くと凄いですね。そして、エンディング。コード進行も不思議なバラード風の曲をチャーリー・コーセーが絶唱します。ともあれ、音楽が先走っていたのが第1シリーズの特徴です。こういった音楽も、ピアノ用に編曲したら相当にハチャメチャな音楽になりそうで、また陽の目を見てほしいなと思ったりします。



Kさんご一家
Superflyの有名な曲を、ドラムも入れて合奏ということで、どういうバランスになるのかなと思っていたのですが、ドラムに負けじと歌声も充分に前に出ていて、さすがって感じでした。長女のHちゃんの事を知らなければ、こんな難しい曲を子供が思いきり歌えるのかなと思うのですが、子供って、やはりその音楽環境の中でどんどん吸収してしまうんですね。本当に驚きです。でも、Kさん家の中では当たり前の風景なんでしょうね。余談ながら、「本を読む子は勉強が出来る」という話があるのですが、実は調査結果を詳しく見ると、子供がどんな本を読んだかとかはあまり関係なくて、親から読書を強制されず、親自身が本を読むのが好きで、家に本が沢山あって、子供が自由に好きな本を読める「環境」が重要なのだそうです。何かK家の音楽を知ると、そんな事を思い出します。




ということで、演奏会印象、第一弾でした。
では、第二段は少々お待ち下さい。




--------ここまで----------

大平さん、本当にありがとうございます!!
そして第二弾は、気長に気長にお待ちしております。





2015年7月27日月曜日

AFTERNOON PIANONNO 2015 無事に終わりました!!

 殺人的な日射が真上から襲いかかってくる真夏のひととき、皆様いかがお過ごしでしょうか。


 さて、去る7/25(土)、今年も素晴らしい晴天に恵まれ、守谷ログハウスにて、無事にアフタヌーン・ピアノンノ2015を盛況にて終えることができました。まずはみなさまお疲れ様でした。


 今回6回目となりますが、今年は変化の年というような予感がしていました。その予感の通り、前日リハーサル途中に集中合意雷雨でログハウス停電、当日私の手違いで開始時間が1時間もずれ込み、奏者のご家族がトラブルで曲順が予定と変わったり、なんとピアノンノ初の飛び入り参加があったり!また座席が足りず苦肉の策のちゃぶ台が意外に好評だったり、司会者がみなさまの演奏にうっとりしすぎて次やること忘れてたり!!!毎回変化はそれなりにあるのですが、今回は変化というよりは「サプライズ」がいっぱいの演奏会になりました。結果としてとてもワクワクドキドキの楽しい演奏会になりました。そして例年と変わらず今年も地元守谷近隣から音楽大好きなお友達が大勢、そしてピアノクラブの仲間たちも大勢かけつけてくださり、演奏会を盛り上げてくれました。まずは、御礼申し上げます。お疲れ様でした。ありがとうございました。



以下、プログラムの内容を転記いたします。今回は作成したプログラムとはだいぶ順番が変わりましたので、最終的な結果としてのプログラムをここに記載させていただきます。


●第一部
H.Kちゃん 忍たま乱太郎 勇気100% 2015夏
N.Mさん リチャード・ロジャース My favorite things
Y.Kちゃん アメリカ民謡 ゆかいなまきば
” フランス民謡 アマリリス
Y.Oさん サティ 冷たい小品集より ゆがんだ踊りⅠ・Ⅱ
” バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻 第10番ホ短調よりフーガ
A.Oくん アンブロワーズ・トマ 「ミニヨン」より ガヴォット
I.Kさん ベートーヴェン ソナタ第14番「月光」Op.27-2より 第1楽章

●第二部
A.Mさん グリーグ 抒情小曲集第9集より ゆりかごの歌 Op.68-5
” グリーグ 組曲「ホルベアの時代から」Op.40 より序曲
K.Mちゃん バルトーク ルーマニア民俗舞曲 Sz.56
K.Mくん ギロック 雪すべり
C.Gさん スコット・ジョップリン パイナップル・ラグ
” スコット・ジョップリン メープルリーフ・ラグ
M.Kちゃん バッハ メヌエット
S.Kさん 天平 一期一会
Y.Nさん ベートーヴェン ソナタ第14番「月光」Op.27-2より 第3楽章
A.Kさんご一家 superfly 愛をこめて花束を

●第三部
S.Kさん・Y.Nさん 大野雄二 ルパン三世'79
M.Iちゃん バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻 第17番変イ長調 プレリュードとフーガ
” ショパン エチュードOp.25-12 「大洋」
S.Mちゃん ブルグミュラー パストラル
M.Oさん バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻 第4番 嬰ハ短調 プレリュードとフーガ
” バルトーク 「ミクロコスモス」第6巻146番 オスティナート
M.Gちゃん チルヒ 小川の水車
” 外国曲 みつばちマーチ
Y.Mくん 久石譲 「風の谷のナウシカ」より 風の伝説
R.Hくん ジョン・ウィリアムス スターウォーズのテーマ
N.Iちゃん ブルグミュラー スティリアンヌ
N.Tさん・S.Kさん アンジェラアキ 手紙〜拝啓  十五の君へ〜
M.Mさん フォーレ バラード 嬰ヘ長調 Op.19

●第四部
M.Iさん親子 ルトスワフスキ 思い出のメロディー
Y.Oさん バッハ パルティータ5番より パスピエ、ジーグ
” スクリャービン 8つの練習曲 Op.42より 第5曲
” ゴドフスキー J.シュトラウスの主題による交響的変容より 第3曲「酒・女・歌」
S.Aちゃん ゴセック ガヴォット
水本桂 バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻 第10番ホ短調 プレリュード
” ヤナーチェク ソナタ "1905年10月1日"
” ラフマニノフ チェロソナタ 第3楽章 Andante




いずれの曲も演奏者も、自分は音楽が大好きなのだ、表現したいのだ、という気持ちが真っ直ぐに感じられて、聴いていて刺激になりワクワクする素晴らしい演奏だったと思います。また、今年も写真係を担当してくださっH.Kさん、プログラムを作成してくださったOさんご夫妻、素敵な看板を作ってくださったMさん親子、会場の準備や送迎を手伝ってくださったH.Nさん、音響関連をお手伝いくださったI.Kさん、いろいろフォローいただきありがとうございました。皆様のご助力なしにはありえませんでした。深く感謝いたします。

そして、演奏者と聴衆としてご来場いただいた全ての皆様に感謝いたします。あたりまえのことですが、奏者と聴衆なしには演奏会はありえません。ご参加くださりまことにありがとうございました。つたない司会を温かく見守ってくださり感謝しております!


以上、まずは、御礼まで。
 


                                   2015年7月27日 ユング松井