ようこそ!


「AFTERNOON PIANONNO(アフタヌーン・ピアノンノ)」は、平成4年の北大ピアノクラブ創設当初所属していた部員のうち、一部のOB/OG仲良しメンバーが集まって2010年からやり始めた、小さなサロンコンサートです。茨城で知り合った音楽を愛する仲間さんたちと一緒に年に1度集まり、なるたけお金をかけずに気軽に音楽を楽しもうという、ただそれだけを思って始めた、ささやかな集まりです。 ぼちぼち、ゆる~く、続けていこうと思っております。よろづ帳はこちら! ブログへのご意見・ご要望はこちらまで。

2016年8月10日水曜日

福島のM.Oさん渾身の所感!今年もこれで締めくくりです!!!

毎年素敵な所感を寄せてくださっている福島のM.Oさんが、今年も渾身の所感を送ってくださいました!!


毎年、M.Oさんらしい、独特の切り口で音楽を解析してくださる、わかりやすく、しかもウィットに富み読んで面白い文章です。今年は作曲者の年代別に並べてくださいました。


実は、M.Oさんのこの所感が、アフタヌーン・ピアノンノにとっての本当の「トリ」とも言えます。それくらい、私は楽しみにしています。


そんなわけで、いつもように、いただいた所感のうちお名前をイニシャルにして、転載させていただきます。




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こんにちは。
随分間が空きました。


今年はいつも以上に、こうして皆が集まって音楽をする事の希少さ、もっと言えば「奇跡」を強く感じました。

特に小さい子供たちが懸命に鍵盤に向かい、打楽器に興じている様を見ているだけで、その音楽というよりも、その音楽ができる状況そのものに涙が出そうになる事もしばしば。歳のせいと言えばそれまでですが、まさにテロが頻発する現場に住まう桂さん、あるいはインドネシアに旅立つビデオ出演のNさん一家の事を思えば、単なる私個人の感傷ではないのかなと思います。

テロや紛争に限らず、日本の場合、大きな地震や天災もどこでいつ起きるかわからない。さらには原発に限らず近代的で複雑な巨大施設やシステムがどこで破綻するかもわからない。



そんな心持のままシン・ゴジラを見てしまったので、もうピアノンノでの感情がさらに補強されてしまった感じで、音楽それぞれについて細かな事を書くのが難しくなりました。ということで、それぞれ演奏については「印象」だけを備忘録的に記しておきたいと思います。今回は、作曲者の若い順に書いていきますね。


生まれ順に並べると、違う曲なのにやはり世代ごとの雰囲気と言うか特徴が出てきて面白いです。






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●元ちとせ(1979-)   ハミングバード
Greeeen(ほぼ1980-) キセキ

どちらも両Kさん一家の音楽を愛する本当に本当に楽しい合奏でした。毎年、子供たちの成長を見て胸の内で涙しています。
アフタヌーンピアノンノの雰囲気というかムードは、間違いなくKさん一家が作っていると思います。特に今年はそれを感じました。
なお、Greeeenは、歯医者さん4人組の音楽グループなので、eが四つです。





●クリスティン・アンダーソン&ロバート・ロペス(ほぼ1975-) Let it go
黒須克彦(1978-) 夢をかなえてドラえもん

奇しくもどちらもアニメの歌。ついでにいうと、どちらも売れっ子作曲家です。
一昨年のピアノンノに Let it goラッシュがあった訳ですが、本当に女子に愛されている楽曲なんだだなあH.Kちゃんの自分の音楽となった演奏を聴きながら思いました。
最後の大合奏の夢をかなえてドラえもんも、子供たちの自発的かつ素晴らしい即興にもうただ感無量です。





●葉加瀬太郎(1968-) 情熱大陸
ビデオによる演奏との合奏は本当によく考えたなあと思いました。確かにビデオを見ているだけだと、何か「記録映像」みたいになってしまいますからね。まあ、記録映像には違いないんですが、それぞれの想いを分かりやすく表に出そうと思ったら、ビデオと合奏と言う風になるでしょうね。そして、予習で見て、本番と言う流れもよかったです。ともあれ、映像の中であっても、Nさん一家の元気な姿を見られたので、これまた感無量なり。無論、S.Kさん&Y.Nさんの演奏も去年にルパン三世に引き続き、スリリングで素晴らしかったです。





●新井満(1946-) 千の風になって
小森昭宏(1931-2016) いとまきのうた

ユングさんの絶唱を聴けたのも今回の大きな収穫でした。それも「千の風になって」というのがいい。発声方法とかブレスの問題とかいろいろ課題はあるにせよ、この歌の持つ音楽性を最大限表現していたと思います。歌というのは、上手くなると、上手く歌う事に主眼が置かれるようになって、自己陶酔な音楽になる危険性を常に はらんでいるのですが、今現在のユングさんの場合、とにかくこう歌いたいというのが前面に出ていてよかったです。

小森昭宏さんは、新井さんと同年代 と言う訳でもないですが、戦前と戦後でこうも作風が違うと言う事を「いとまきのうた」を聴くと痛感します。作曲者が違えば当然だろうと思うかもしれませんが、やはり生まれ育った空気と言うのは、生涯ついて離れないものなのですよ。そして、小森さんは今年の6月に亡くなっております。こういう曲をY.Kちゃんが弾くというその事実だけで、私にとっては充分です。作曲者はいなくなっても、作品はこうして子供にひきつがれてゆく。





●シャーマン兄弟(1925-2002) チム・チム・チェリー
エンリコ・モリコーネ(1928-)ニューシネマ・パラダイス

チム・チム・チェリーは言うまでもなく、アニメでないディズニー映画「メリー・ポピンズ」の中の煙突掃除の楽曲。とにかく子供が弾いて歌ってこそ光る音楽というのがあって、この曲はまさにそれ。ということを今回も痛感しました。どのような経緯があるにせよ、この歳でこの曲を人前で弾いたと言う事自体が、M.Gちゃんにとっての財産になると私は思います。

ニューシネマ・パラダイス、いいですよね。映画も音楽も。モリコーネさん、やはりシャーマン兄弟と同年代なんですよ。この世代の作曲家って、本当にメロディーメーカーが多くて(「ある愛の詩」のフランシス・レイ、「スター・ウオーズ」のジョン・ウイリアムズなど)、ぼんやりとタダ弾いていても様になる事が多いのです。しかし、さすがユングさん、メロディーによりかかることなく、素直にこう表現したいと言う事をきっちりやり通していて、本当に気持ちよく聴く事ができました。





●ウイリアム・ギロック(1917-1993) サラバンド、女王様のメヌエット
平井康三郎(1910-2002) 幻想曲「さくらさくら」

どちらも音楽教育に多大な足跡を残した人です。音楽が一部の特権階級でなくあらゆる人々が享受すべきという二十世紀前半の潮流をギロックはアメリカ合衆国で、平井は日本で体現した人ということなります。ということで、ピアノ学習者には馴染みのあるものが多いのですが、バイエルやブルグミュラーよりは近代的 でバルトークほどは前衛的でない作品群が今も生き残っています。Y.Mくんのサラバンド、音楽と言うより「自分の音」を出すことに傾注していて本当に美しい響きでした。しかし、これだけ繊細な音を出せてしまう彼はこれからどこに向かうのでしょうか。K.Mくんは、やる気があるのかないのか今年もよくわかりませ んでしたが、ユング家で過ごしている以上、音のセンスは着実に伝染している事がよくわかる演奏でした。

C.G君の幻想曲「さくらさくら」は、彼自身 が原点というだけあって、湿っぽい無駄な貯めもなく、非常にダイナミックレンジの広いスケールの大きい演奏でした。全音ピアノピースの一つなのですが、お手本演奏とか、まず駄目なのが多いので、真っ当な音楽的な演奏で聴いたのは今回が初めてで、なかなかよくできた曲だなあと再認識しました。





●リチャード・ロジャース(1902-1979) ドレミの歌
Sさん家とKさん家、両方で選曲された曲ですが、やはりそれぞれの演奏にカラ―が出てきて面白いですね。この曲は、シンプルに一人で弾いてもよし、大人数でポリフォニックに合奏してもよしの非常に優れた楽曲なのですが、今回は両方の面が聴けて楽しかったです。なお、作曲者のロジャースは、ハチャトリアンとほぼ同世代。と聞くとやはり何とはなしに納得してしまうのでした。





●エリック・サティ(1866-1925) ヴェクサシオン
クロード・ドビュッシー(1862-1918) 夢  前奏曲から「カノープ(の壺)」

サティは、たぶん西洋音楽史上初めて「音楽とは何か」と根源的に考えた人でしょう。今日では、ジムノペディとおまえが欲しいが有名になりすぎたので、そういう前衛的な部分は感じる事は少ないでしょうが、Y.O君は、まさにサティの前衛的部分をクローズアップして実演してくれました。ヴェクサシオンは、単純に同じフレーズを繰り返すだけでもいいのです。ミニマル音楽の開祖と言うべき作品なのですが、そこであえて変化を取り入れるために様々な試みを行いました。見ている人は当惑の方が大きかったかもしれませんが、ピアノと言う楽器が普段見慣れたものから、違う音響体に見えてきませんでしたか?そうであれば、Y.O君の試みもやった甲斐があるというものです(ま、そこは当人がどう考えていたかによりますが)。そして、スムーズに同時代の革新者であるドドビュッシーに移行してゆくのはさすがの演出です。カノープの壺の意味を知れば、なおさら洒落ていますね。

一方、N.Mさんの「夢」は、乙女のドビュッシーでした。ドビュッシーとしても、まだ革新者ではない頃の作品です。意外と、リズムの難しい曲で、響きを制御するのも大変かと思うのですが、ほんわかとシフォンケーキのようにまとめていただきました。御馳走さまです。





●ヨハネス・ブラームス(1833-1897) 創作主題による変奏曲
ヘンリ・クレイ・ワーク(1832-1884) 大きな古時計

ブラームスのこの変奏曲、人生を達観したような回想モードの曲のように聴こえますが、実はブラームスがまだ24歳の頃の恋多き時期の作品です。要するに、元々、こういう奴と言う事です。多くの演奏家は、まろやか上質なワインのようにこの曲を演奏するのですが、さすがにM.Mさん、この曲がたった今できたような生々しい刺さる演奏でした。各々の変奏の繰り返しを省いた事も、この曲の秘めた前進性が出していたと思います。桂さんが弾けば、極めてアグレッシブにたぶん別の方向へスッ飛んでしまうと予想されますが、やはりM.Mさんならでは重厚な演奏が聴けて嬉しかったです。

一方の大きな古時計ですが、フォスターと同世代のアメリカの作曲家ワークの作品です。アメリカはまだまだ音楽的には後進国で複雑な交響曲などを作曲できる人はまだまだ少数でした。よって、民謡を参考した歌曲中心の作曲家の天下だった訳ですが、その中でもこの「大きな古時計」は空前の大ヒット作だったようです。それは今でも続く訳ですから凄いですね。そして、この単純なメロディーには、やはりブラームスと同じ時代と言われて納得できる「空気」がありますね。でも、そんな事を考えなくても、Y.Kちゃんの訥々と鍵盤に向かって出てくる音に耳を傾けるだけで充分です。





●フレデリック・ショパン(1810-1849) ワルツ Op18、64-2、69-1  前奏曲   Op28-15
ヨハン・ブルグミュラー(1806-1874) 素直な心、優しく美しく

ショパンについてはいまさらあれこれ言うこともないのですが、ともあれ、楽譜通りに弾けば誰が弾いてもショパンになり、しかもその人それぞれの個性も出ると言う、ある意味、魔法使いのような作曲家です。K.Sさんの弾くワルツ、曲の特性もあるのでしょうけど、「おもてなしのショパン」と言う感じでしたね。誰かのためを思って丁寧にこしらえてくれた感じです。一方、E.Uさんのワルツ2曲は「普段着のショパン」といった感じでした。まあ、これもそういう曲でもあったのですが、小さなサロンで親密な人々が集う中で自然発生的に弾かれているような、そんな感じの演奏でした。実際、ショパンは本来、何百人も入る様な大ホールで聴くような作曲家ではないんですよね。まあ、楽器の発達のおかげで、大音量が出るようになり、今では普通に巨大なホールで演奏されていますが、ふと、そんな事を思い出させてくれました。そして、I.Kさんの前奏曲は「渾身のショパン」。良いと思った曲をとにかく全力で弾くという想いがしっかり伝わってきて、大変初々しかったです。ショパンというのは、同時代の作曲家の中では相当に和声が複雑で、いくらスローテンポでも慣れないと譜読みするのも難儀するものですが、I.Kさん、時間が限られるなか、かなり頑張ったのではないかと推察します。お疲れさまでした。

で、ほぼ同時代の人としてブルグミュラー。子供向けの作品と言えども、ショパンに比べたらこの和声の平明さを実感できるでしょう。まあ、ショパンと同時代の人といっても、意識はベートーベンから抜けられなかった人と言えるでしょうか。と言うか、ショパンが特異的過ぎるだけなんですが。ユング家の突然変異、S.Mちゃんのまっすぐな演奏は、文字通り「素直な心」そのままで、足早になることも、立ち止まる事もほぼなく、中庸な音とテンポですっきりと弾いてくれました。H.Kちゃんの「優しく美しく」もまた、訥々とした語り口でしみじにとしてしまいました。どちらの曲も腕に覚えがあるようになると、サラサラと無音楽に弾きとばされる運命にある曲なのですが、そうはなっていない二人に乾杯です。





●ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827) ピアノソナタ Op81a 「告別」
大曲です。そして、ベートーヴェンの作品の中では標題音楽として作曲者自身が記した数少ない例です。標題音楽でありながら、絶対音楽的に非常に密に構成されており同時に、非常にわかりやすい物語性もあり、全曲弾いてもらって正解でした。一楽章だけだとドラマの予告編で終わりだし、終楽章だけだと「なんでそうなった?」という話だし、二楽章だけだと何の話かさっぱりわからないでしょう。一楽章「告別」、二楽章「不在」、終楽章「再会」と言う流れでとらえないと、やはりこの曲は収まりが付きません。

と言うのは簡単で、主題をからめて全楽章あれこれ考え始めると頭がパンクする曲なので、M.Oさん、忙しい中練習して、かつ本番でも本当によく弾き切ったなあというのが一番の感想です。いや、ホントに凄いわ。お疲れさまでした。





●ヨハン・セバスチャン・バッハ(1685-1750) ガボット(管弦楽組曲3番 BWV1068から)
一応、補足しておくと、去年に弾いたガボットとは違います。今年は大バッハの本格的な曲の編曲。去年は、フランスのオペラ作曲家のアンプロワーズ・トマのガボットです。ともあれ、たったの一年間でのA.Oくんの圧倒的な進歩に驚きました。去年までは「楽器に弾かされている」感がありましたが、今年は「楽器を弾いている」感じになりましたね。ということで、それなりに構成の複雑なバッハのガボットもある程度自在に音楽的に弾きこなしていたのが凄いです。この先は、ヴァイオリンをどういった音楽の「道具」にしてゆくかによってやることは変わって来るでしょう。本格的に正統派の演奏家になるのであれば、つまらなくてももっと「型」と「音色」をきちんと定めていかないと、新たな音楽的課題に立ち向かう時にいずれ限界に突き当たります。そう言う事は抜きにして、ある程度楽しく音楽が出来れば良いというのなら、「型」は気にせずにいろいろな場で武者修行をしてください。センスがあるだけに、いろいろと誘惑もあり、なかなか難しい選択ですけど、どんな形であれ音楽は続けていってほしいですね。




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と言う事で簡単ですが、こんな感じで今年もあれこれ書いてしまいました。
とにかくこの集まりがある事が「平和」であり「平穏」であるということです。
今年はなぜか特にその事を痛感しました。



ところで、シン・ゴジラ、近年まれにみる傑作なので、是非、映画館でやっているうちにご覧ください。
特に、理系に興味のある方は是非とも!下手すると生涯にわたって影響を受ける映画になるかも。
誰が見ても色々な視点が持てる多面的な作品です。二時間あっというまですよ。




では。





ここまで ##################################################################################################






M.Oさんは、この演奏のDVDを観ているわけではありません。録音もしていません。純粋にその場で聴いた印象を深く刻んで反芻して、これだけのものを書かれています。M.Oさんの所感には、聴こえてくる音楽のその奥底にある真理のようなものに触れて、それを平易な言葉で解説してくださっているので、読んでいて「ああ、そうだったのか」と奏者自身が気づかされます。これを書けるのはやっぱりM.Oさんしかいません。毎年遠くからお越しいただいて、こんなプレゼントをくださるM.Oさん、本当にありがとうございます。



というわけで、ゴジラ観に行こうかな!!

2016年8月4日木曜日

ユングの棚上げ所感!AFTERNOON PIANONNO 2016!!

アフタヌーン・ピアノンノ2016、楽しかったひと時も終わり、ビデオのマスターディスクも出来上がり、あとは所感を書くだけになりました。楽しい時間はあっという間です。




所感、私にとっては、毎年のピアノンノを振り返って整理し記憶に刻むための大切な作業です。文章にすることで、ああ、こういう進歩があったな、この変化はなんだろうな、と思いを巡らせます。もちろん、音楽に造詣が深いわけでもなく、技術的なことを理解しているわけでもないので、書ける内容といえばせいぜい感想文レベルを超えないわけなのですが、それでも記録に残しておくことで、後で読んだ時に「ああそういえばこの時は自分はこう感じたんだよな」と音楽を感じる自分自身の変化に気づくこともあります。というわけで、毎度自分を棚上げして申し訳ありませんが、ユングの棚上げ所感でございます。奏者名はイニシャルにしてあります。










●第1部

・Y.Kちゃん 小森昭宏 いとまきのうた
       ヘンリ・クレイ・ワーク 大きな古時計
  A.Kさん家の次女さん。今日は3人娘が和装で弾いてくれました。
  ソロ2曲、どちらの曲も、しっかりとリズムを刻んで、ミスもなく、きっちり練習してきているなあという印象でした。いとまきのうたは、たしかお姉ちゃんもやったかな。お姉ちゃんに負けないくらい上手にできました。来年あたりは弾き語りに挑戦してきそうな気がします。楽しみです。



・S.Mちゃん ブルグミュラー すなおな心
  私の娘です。音楽をやる女の子はシャキッとしていて、逆に音楽をやる男の子は少しウェットですね。この子はまさにシャキーンです。なんとか本番は止まらずにまとめてきました。「すなおな心」というよりは「強気な心」だったような気がします。



・H.Sちゃん、K.Sさん 外国曲 こいぬのマーチ
           R・ロジャース ドレミの歌
  ママとの連弾でどちらも調が同じ長調の明るい曲。聴いていて自然に途切れず楽しい気持ちになりました。
  この子はママ譲りでしょうか、音感がけっこういいのかなという気がします。まだ幼稚園ですけれど、しっかりと音を取ります。ぜひずっと続けてほしいですね。そしてママのようなショパニストになるんだ!!



・A.Mさん エンニオ・モリコーネ 映画「ニュー・シネマ・パラダイス」から
         ニュー・シネマ・パラダイス
         成長
         愛のテーマ
         新井満 千の風になって
  自分です。映画音楽のほうはともかく、千の風は弾き語りで、私は弾き語りの経験などほとんど皆無、もう気持ちだけで歌っていました。結果はどうあれ、今日出せるものはすべて出し切ったと思います。



・K.Sさん ショパン ワルツ第1番 変ホ長調 華麗なる大円舞曲
  ショパンがなぜかしっくりくるK.Sさんです。今回もショパンの王道的な超有名曲。
  練習不足でやばいと仰られてましたが、きちんと全体の雰囲気、形がまとまっていました。さすがショパニストです。途中つまりかけても弾き手に迷いがなければ、聴くほうは流れを止めずに聴けるものです。大変に男前な演奏でした。アッパレです。



・Y.Mくん ギロック サラバンド
  私の息子です。本人は途中で止まったことが非常に悔やまれて不完全燃焼だと言っていました。まあそれはそれとして、彼らしい繊細さは出せたのかなと思います。この曲にはそんな雰囲気が合っていますね。



・A.Kさんご一家 Greeeen キセキ
  毎年ご家族オールメンバーでエンターテイメントを披露してくださるA.Kさんご一家です。
  今年はパパがピアノ、ママが歌、娘さんたちは小太鼓、ウッドブロックに、一番下のおちびちゃんもカスタネットで参加されました。
  私はこの「キセキ」という曲を知りませんでしたが、このご家族がシンプルに音楽が好きで好きでたまらなく、そしてそれを引き出す家族の和がなんともナチュラルで心地よく、自分もこんな風に音楽を愛せたらなあと思ってしまう、そんな素敵な演奏でした。








●第2部

・I.Kさん ショパン 前奏曲 第15番 「雨だれ」
  雨だれですが、当日のお天気は快晴でした。この時だけ雨降ってくれるともっともっと雰囲気が出たかもしれません。
  演奏そのものは、まさにI.Kさんの人柄がそのまま出たような、朴訥で自然体、まさに音楽と自分がそこで相対していて、他に余分な雑念がない、それゆえに、そこから紡ぎだされる音楽は嫌味がなく、純粋なものでした。ある意味これが理想の音楽ではないかと思います。心にじわりと残る演奏でした。



・A.Kさん、Y.Kちゃん、H.Kちゃん R・ロジャース ドレミの歌
  サウンド・オブ・ミュージックの名曲です。3姉妹プラスママさんで豪華な連弾です。
  ママが低音のリズムを刻み、まんなかのお姉ちゃんがメロディ旋律を、上のお姉ちゃんが高音部で装飾音を奏でます。こういう楽譜があるんでしょうか。あるいはご自分で編曲されたんでしょうか。これはいいなあ。大人が聴いても楽しめるドレミの歌でした。これは手拍子があっても良かったかな。



・K.Mちゃん、N.Mさん 久石譲 風の通り道
  私と仲の悪いうちの次男です。
  まあ、完全に練習不足でなめてた感丸出しでした。普段ママに甘えすぎてるツケが来たんですね。これにこりて、次からは真面目にピアノと向き合ってほしいものです。



・E.Uさん ショパン ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
      ショパン ワルツ 変イ長調 Op.69-1「告別」
  「告別」を「告白」と勘違いしていたE.Uさん。
  聴けばだれもが知っている有名なワルツですが、言われてみれば、「告別」というタイトルがなければラブラブと言われても頷いてしまいそうな長調の曲。
  でもやっぱりどこか陰影がありますよね。告別とまでは言わなくても、なんとなく、夕暮れの下校時刻に流れそうな、「ばいばい、またね」というような感じでしょうか。そんな感じがようく出ていました。高校生くらいのカップルが夕暮れ時に分かれてそれぞれの自宅に帰るような、そんなワルツでした。



・M.Kちゃん フランス民謡 はしのうえで
  カメラ係のろいこさんの娘さん。今回がピアノンノはデビュー戦でした。
  まったく詰まらず、きっちりとリズムを刻み、最後まで危なげなく弾き切りました。アフターでも何度も何度も弾いていました。きっとこの子は舞台度胸があって、ピアノが大好きで、人前で弾くことが楽しいのでしょうね。これからが楽しみなお嬢さんです。
  


・A.Oくん J.S.バッハ ガヴォット
  今年最も進歩を感じたお子さんです。
  バイオリン、ピアノとは難しさが全然違うとは思いますが、一昨年、昨年と比べて飛躍的に音をしっかりと捉えているように感じました。
  たしか2年ほど前にも同じ曲をやっていましたが、その時は短い簡単バージョンでしたが、今回はたぶんフルバージョンなのかな?数分くらいの長さでした。ボウイングの妙とか私にはわかりませんが、ああ頑張ってるなあと嬉しくなった演奏でした。



・M.Mさん ブラームス Op.21-1 創作主題による変奏曲 ニ長調
  ブラームスが好きなM.Mさん、私もブラームスは好きですが、この曲は知りませんでした。ピアノクラブOBのM.Oさんから教えてもらったとのことで、やはりピアノクラブ重鎮は珍しい曲に造詣が深いなあと改めて感じました。
  さてM.Mさんの演奏ですが、この人らしさがやはりようく出ていて、音がどっしりとしてなんともいえない安定感、安心を感じる演奏でした。
  毎年思うのですが、選曲がストーリー性のあるものなんですよね。始まりからして、なにか始まったぞ、楽しそうなお話しかな、というような期待を感じる始まり、途中は短調と長調が入り混じっていろんな感情が交錯したような速いパッセージ。聴衆人それぞれだとは思いますが、聴いていてなにがしかの情景が浮かびます。ただの音のつながりではない、お話を聞いているような感じなので、どんどん引き込まれていきます。今年も素敵なお話を聞かせてもらいました。ありがとう。







●第3部

・C.Gさん 平井康三郎 幻想曲 「さくらさくら」
  C.Gさんが中学生の時に出会い、初めて自分からピアノを主体的に練習しようと取り組んだという、ピアノ道の転機になった曲だそうです。
  私はこの曲を初めて聴きましたが、曲そのものよりも、C.Gさんらしさが前面に出ていて、なんとも雄大な「さくらさくら」を表現していました。極大サイズの花びらが台風のように舞っている情景が浮かびました。いやあ、なんというか、若い気がしました。


  
・H.Kちゃん ブルグミュラー 優しく美しく
  クリスティーン・アンダーソン レット・イット・ゴー
  和装3人娘の長女さんです。
  毎年弾き語りをやったりと周りをあっと言わせる子ですが、今年はさらに運指がこなれていて、左手にメロディーがうつるところもうまく表現していて、かなりポテンシャルの高い子だなあとあらためて驚かされました。人前で表現することにためらいがなく、これから先もとどまることなく新しい驚きを見せてくれるんだろうなあと期待しています。



・N.Mさん ドビュッシー 夢
  私の奥さんです。本人は途中で止まったりと出来に絶望しておりましたが、やはりN.Mさんらしい、淡々とした調子とほのかな優しさはちゃんとあって、聴いていてどこかほっこりするような演奏でした。忙しい中いろいろ準備やらなんやらで大変でしたが、よく頑張ってくれたと思います。ブラボーです。



・K.Mくん ギロック 女王様のメヌエット
  私と仲の悪い次男です。1年間ちっとも練習しないので、去年と全然難易度が変わっていません。少しは真面目に取り組んでほしいんですが、しばらくこんな感じでたらたら行きそうな気がします。



・Y.Oさん サティ ヴェクサシオン より抜粋
  ドビュッシー カノープ
  相変わらず不思議世界の住人のY.Oさん。今年は去年に引き続き、サティの、去年よりもさらに変な曲を持ってきました。ヴェクサシオンとは「つまらないもの」という意味だそうです。楽譜の作曲者指示として「この節を840回繰り返すには忍耐が必要」とか書いてあり、ほとんど嫌がらせか遊びで作曲したのかって感じですが、今回私はやっとわかったのですが、Y.Oさんはピアノという楽器の表現の幅の限界に挑戦しようとしているようです。そう考えてみると、演奏中にピアノの蓋を開け閉めしたり、譜面台に笛を置いたり、ソステヌートペダルを踏んでみたり、不協和音覚悟でダンパーペダルを踏みっぱなしにしたりといった奇行も納得がいくわけです。彼らしい遊び心満載の不思議世界、たっぷりと堪能させていただきました。ちなみに、私は彼が何回繰り返すのか数えていましたが、数えつかれてやめてしまいました(笑)


  
・M.Gちゃん Robert B. Sherman & Richard M. Sherman チム・チム・チェリー
  昨年に引き続き2回目の出演です。はるばる岡山から来てくれました。
  この選曲はパパの押し付けだそうですが、この曲は小さな子供が弾いたほうが感じが出るかもしれません。なんともわびしげな、この曲の雰囲気がようく出ていたと思います。アフターでもリクエストが殺到していました。素敵な演奏でした。


  
・M & S +α 岡本定義・はじめちとせ ハミングバード
  M.Kちゃんとうちの娘のデュエットにS.Kさんがハモり、I.Kさんのギターと私のタンバリンで楽しく合奏しました。二人の声質が近くて、いい感じの歌で、ハモリがまた良かったです。タンバリンで拍子をとるのが楽しくて、そのうち聴衆の子供たちもハンドベルで合わせてくれたり、手拍子くれたり。これぞライブ。生きた音楽って最高ですね。


  
・M.Oさん ベートーヴェン ソナタ第26番 「告別」
  地元千住でピアノ教室をやってらっしゃるM.Oさん。お子さん男3人かかえて音楽活動もいろいろと精力的にこなされて、途方もないバイタリティにはいつも感服しています。今回はプログラム作成まで全部やってくださいました。
  そんな忙しい彼女が持ってきたのは告別全楽章・・・私は全楽章ライブで聴いたのは初めてでした。
  これだけ長くて難しい大曲を仕上げてくるだけでもとんでもない偉業ですが、きっちりと難なく弾き切るところ、さすがです。感じるところとしては、ちょっと大げさかもしれませんが、感覚的には、オーケストラを聴いているようなスケールの大きさに、聴いていて森林浴しているような心地よさを感じました。素晴らしいトリでした。ブラボーです。







●第4部

・Y.N & S.K 葉加瀬太郎 情熱大陸
  1週間前に収録したビデオでの出演でしたが、Y.Nさんの軽快なプリモに、S.Kさんの安定したセコンドがいい感じに掛け合っていて、スピードに乗って風を切るような心地よさとノリでした。Sound24の編曲は連弾なのにになんでってくらい難しいんですが、それをこのスピードで弾き切るというのは、やはり手練が二人そろうとこれだけの説得力を持つんだなあと、あらためて感嘆しました。この演奏を聴くと、私はついノッてしまってなにかを叩いたり足を踏み鳴らしたくなってしまいます。お二人の演奏のあとには、みんなでセッション。それぞれ好きな楽器を持って参加しました。子供たちみんなこの曲を昔から知っているかのように、止まるところでは止まり、走るところでは走る。聴衆をこれだけ動かすこのパワー、これはやはりお二人の演奏のオーラの力なんだろうなと思いました。



・AFTERNOON PIANONNO ORCHESTRA 黒須克彦 夢をかなえてドラえもん
  最後のしめはドラえもん。これも子供たちが鳴り物や歌で参加してくれました。
  ギター、リコーダー、ハンドベル、バイオリン、ジャンベ、タンバリン、カスタネット、ウッドブロック、ピアニカ、ハーモニカ、そしてかわいらしい声。即席オーケストラの出来上がり。バイオリンなどは、楽譜もないのにその場で合わせてくれて、子供たちの進歩をひしひしと感じるドラえもんでした。いやー、楽しかった。心から楽しかったです。







今年のアフタヌーン・ピアノンノは、個人的にはちょっと体調を崩している中での開催で少し厳しいかなと思うところもありましたが、ふたを開けてみれば、皆さまや子供たちがいっぱい手伝ってくれて、実は今までで一番負荷少なく、私はかなり楽させていただいたコンサートだったように思います。その分皆さまに負荷が大きくなったかもしれませんが(笑)

今はただ、無事に終えられたこと、素敵な演奏がたくさん聴けたこと、子供たちの成長に立ち会えたこと、この瞬間あの場所で生まれ出る音楽に関われたことに感謝しております。





来年、再来年、いつまで続けられるでしょうか。わかりませんが、私にとっては年に一度の至福のひとときです。みなさまの力をお借りしつつ、ずーっと続けていきたいと思っています。また来年、きっとあの場所で会えますように。


ありがとうございました!!




2016年8月1日月曜日

AFTERNOON PIANONNO 2016 ご参加御礼

こんにちは。アフタヌーン・ピアノンノ2016が終わり、完全に放心状態のユングです。



そんなわけで、2016年の第7回アフタヌーン・ピアノンノ、7月30日土曜日に開催されました。今年も抜けるような青空に恵まれました。







なんか、楽しい時間があっという間に過ぎてしまったという、喪失感にも似た感じでしたが、本当に充実した時間を過ごさせていただきました。



今年は子供たちがとても頼もしく手伝ってくれたのがわたくし個人的には助かったなあというのと成長を感じて嬉しかったです。








この日のために素敵な演奏を準備してくださった奏者の皆さま、聴きに来てくださったみなさま、私がお礼を言うのはもしかしたら変なのかもしれませんが、やっぱり感謝しています。年に一度のこの楽しみが皆さまと共有できることがなにより嬉しいです。
ありがとうございます。








プログラム作成を引き受けてくださったM.Oさん、見た目かわいらしく、曲順も良いバランスで素敵なプログラムでした。今回は本当に最初から印刷までまるごと引き受けてくれて本当に助かりました。大変な作業だったと思います。本当にありがとうございました。







音響周り、プロジェクターのお手配などは、地元の音楽友達I.KさんS.Kさんご夫妻がやってくださいました。今回アフタヌーン・ピアノンノ始まって以来初の、映像出演があり、どうなることかと思っていましたが、おかげさまでいい感じになったと思います。そして私は今回ゆったりと皆様の演奏を聴くことができました。本当にありがとうございました。









そして写真係を引き受けてくれたろいこさん。いつも果てしなく助かっています。今回も素晴らしい写真をたくさん撮ってくれました。ここに載せているのは画像サイズを小さくしたほんの数枚ですけれども、実際にはウン百枚、その場の空気感が伝わる珠玉のショットの数々でした。本当にありがとう。感謝しています。









今年も素敵な看板を作ってくださったM.Mさん。岩手から持ってくるの大変だったでしょうに!
そして、この看板の右上にあしらってある江戸風鈴、ようく見ると、ガラスのふちに鍵盤が描いてあるのです。M.Mさんのお子さんのK.Mさんが描いてくださいました。

なんて涼やかな!風鈴の音がピアノのように音楽を奏でそうな気がします。

本当にありがとう。こういうセンス、大好きです。











今回、司会の一部を子供たちに分担し、他己紹介ではなく自己紹介形式でプログラムを回しました。

司会を分担してくれた子供たち、ありがとうございました。長時間よく頑張ったね。頼もしい限りです。子供たち、成長していないようでちゃんとしてるんだなあと実感しました。それが一番うれしかったです。

次回もぜひこのやり方でできたらと思います。








そして遠いところから来てくださっている皆さま、岡山からC.GさんM.Gちゃん親子、岩手からM.Mさん、福島からM.Oさん、群馬からY.Uさん。新幹線やマイカーでかけさけてくださいました。

こんな遠い距離隔てているのに会えるということが私にはいつも奇跡にも思える楽しみです。会えて本当に嬉しかったです。ありがとうございました。









楽しい時間が過ぎるのは本当にあっという間でした。今年のアフターはほんとに短く感じました。もっともっと長く楽しんでいたかったです。







このログハウスという場所がそもそも奇跡なのかもしれません。こんな素敵な場所、そこいらには転がってないでしょう。周りは子供たちがのびのび遊べる公園になっていて、深い里山に囲まれてセミの鳴き声が絶えず、その中にまるで絵に描いたような煙突のついた木づくりのログハウス。そしてグランドピアノ。この場所に感謝です。













アフターのあとユング家にお泊りいただいたM.Oさん、C.Gさん、M.Mさんとの語らいも、私にとっては楽しみを超えたたからものと言ってもいいひとときでした。お付き合いいただきありがとうございました。








そんなわけで、今年のアフタヌーン・ピアノンノのプログラムを載せておきます。M.Oさんの力作です。








●第1部

・Y.Kちゃん 小森昭宏 いとまきのうた
  ヘンリ・クレイ・ワーク 大きな古時計

・S.Mちゃん ブルグミュラー すなおな心

・H.Sちゃん、K.Sさん 外国曲 こいぬのマーチ
  R・ロジャース ドレミの歌

・A.Mさん エンニオ・モリコーネ 映画「ニュー・シネマ・パラダイス」から
  ニュー・シネマ・パラダイス
  成長
  愛のテーマ
 新井満 千の風になって

・K.Sさん ショパン ワルツ第1番 変ホ長調 華麗なる大円舞曲

・Y.Mくん ギロック サラバンド

・A.Kさんご一家 Greeeen キセキ




●第2部

・I.Kさん ショパン 前奏曲 第15番 「雨だれ」

・A.Kさん、Y.Kちゃん、H.Kちゃん R・ロジャース ドレミの歌

・K.Mちゃん、N.Mさん 久石譲 風の通り道

・E.Uさん ショパン ワルツ 嬰ハ短調 Op.64-2
  ショパン ワルツ 変イ長調 Op.69-1「告別」

・M.Kちゃん フランス民謡 はしのうえで

・A.Oくん J.S.バッハ ガヴォット

・M.Mさん ブラームス Op.21-1 創作主題による変奏曲 ニ長調





●第3部

・C.Gさん 平井康三郎 幻想曲 「さくらさくら」
・H.Kちゃん ブルグミュラー 優しく美しく
  クリスティーン・アンダーソン レット・イット・ゴー
・N.Mさん ドビュッシー 夢
・K.Mくん ギロック 女王様のメヌエット
・Y.Oさん サティ ヴェクサシオン より抜粋
  ドビュッシー カノープ
・M.Gちゃん Robert B. Sherman & Richard M. Sherman チム・チム・チェリー
・M & S +α 岡本定義・はじめちとせ ハミングバード
・M.Oさん ベートーヴェン ソナタ第26番 「告別」


●第4部

・Y.N & S.K 葉加瀬太郎 情熱大陸

・AFTERNOON PIANONNO ORCHESTRA 黒須克彦 夢をかなえてドラえもん







この先、どこまで続くのでしょうか。わかりませんが、こんな楽しいひと時が永遠であったらならと願わずにはいられません。



来てくださった皆様への感謝をこめて。ありがとうございました。











2016年7月2日土曜日

水本桂さん~こどものための音・楽・会!

こんにちは。ユングです。連投です。

さてさて、ピアノクラブのOGで、ベルギーでプロのピアニストとしてご活躍されている水本桂さん。

今年の夏、和歌山で「こどものための音・楽・会」として、小さな子供たちのために演奏会を開催されます!

「こどものための音・楽・会~家族みんなで音楽と一緒に世界旅行に行こう!」
 7/10(日) 開演15:00 和歌山県田辺市 紀南文化会館小ホール



一昨年が最初だったこの演奏会。今年は二回目になります。
今年はオランダの若手女性チェリスト、リディ・ブレイドルプさんと一緒に、世界のあちこちの音楽をお話ししながら演奏して旅行気分で楽しむ、というような趣向のようです。


曲目も子供たちがよく知っている曲がたくさん。

バッハ チェロ独奏組曲より
グリーク チェロとピアノのためのソナタ
ショパン 子犬のワルツ
フォーレ パピヨン
「アナと雪の女王」主題歌 ほか

幼児でも入れる演奏会です。演奏会は小さなお子様連れでは入りにくいというか入れないのが普通ですが、これは大丈夫です。

行けそうな方はぜひ足を運んでみてください!!


ベガコンサートVol.2 水本桂さんのコンサートがあります!

こんにちは。ユングです。毎日暑いですねえ。みなさまお元気でしょうか。

さてさて、ピアノクラブのOGで、ベルギーでプロのピアニストとしてご活躍されている水本桂さんが、今年の夏、和歌山で演奏会を催されます!!

「ベガコンサート~真夏の再会~Vol.2 チェロとピアノ」
 7/9(土) 開演19:00 和歌山県田辺市 紀南文化会館小ホール



一昨年がVol.1でした。今年は二回目になります。
今年はオランダの若手女性チェリスト、リディ・ブレイドルプさんと一緒に、
チェロとピアノのコラボだそうです。

曲目も面白そうです。

バッハ 無伴奏チェロ組曲第6番より
グリーク チェロとピアノのためのソナタ
ショパン バラード第4番
フォーレ 夢のあとに、パピヨン
ドビュッシー=ブレイドルプ 無伴奏チェロ作品「シランクス」
ラヴェル カディッシュ・追悼の祈り
ラヴェル=ブレイドルプ スペイン狂詩曲より「マラグエナ」
ドビュッシー チェロとピアノのためのソナタ

ブレイドルプさんが編曲されているものもあるようですね。

行けそうな方はぜひ足を運んでみてください!!