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「AFTERNOON PIANONNO(アフタヌーン・ピアノンノ)」は、平成4年の北大ピアノクラブ創設当初所属していた部員のうち、一部のOB/OG仲良しメンバーが集まって2010年からやり始めた、小さなサロンコンサートです。茨城で知り合った音楽を愛する仲間さんたちと一緒に年に1度集まり、なるたけお金をかけずに気軽に音楽を楽しもうという、ただそれだけを思って始めた、ささやかな集まりです。 ぼちぼち、ゆる~く、続けていこうと思っております。よろづ帳はこちら! ブログへのご意見・ご要望はこちらまで。

2017年8月26日土曜日

アフタヌーン・ピアノンノ2017 お待たせしました!ユングの棚上げ所感!

アフタヌーン・ピアノンノ2017の演奏会から1か月がたとうとしておりますが、遅ればせながら毎度おなじみユングの棚上げ所感をしたためましたので、こちらに掲載させていただきます。



この演奏会は、自由が一番のモットーですから、演奏もそうだし聴くほうもそうだし、終わった後に感想書くのも自由であれと思います。先に福島のM.Oさんが渾身の所感を寄せてくださっており、私の所感は蛇足でしかありません。まあ、音楽の学問的知識を一切持たないただの聴衆の一人がこう感じたのだというだけのものですので、軽くお読みいただけると幸いです。いつもどおり、演奏順に書いていきます。







●第一部


1. M.Oくん
 ギロック アルゼンチン
 ギロック ガボット
 グローバー くるみわり
手元を見ずに一心に楽譜を見て弾く子供の姿。あれよあれよと3曲も弾きました。手元や指の動きがとてもフリーで可動域を広く使って、しっかりとした音を出していました。アフターでも自分からピアノに向かって行って、この子は本当にピアノが好きなんだな、と感じました。この先どんな上達を見せてくれるのか、来年は何を弾くのかが楽しみですね。


2. Y.Sちゃん
 小森昭宏 素矢車草のワルツ
音色にとても特色がある子です。とにかく優しい音を出します。音量を抑え気味に、スピードはゆったり、なんというか、女の子らしい、女性的な弾き方と言ったらいいのでしょうか。選曲もそういえばそんな感じがします。服も夏らしい花柄のワンピで、総じて今日の演奏会の中で女子力が一番高い演奏でした。


3. N.Mさん+ユング連弾
 ギロック 歩道のカフェテラス
私の妻があい方の連弾です。指が近くなるとなぜかパニクってほぼ同時にシンクロミスタッチ。まあ、楽しかったからよかったです。良い思い出になりました。ありがとう。


4. H.Sちゃん
 バイエル ピアノのおけいこ
ソロを弾くのは初めてだったかな?リズムをしっかり取れて、つぶもそろっていて、ノーミスで弾き切りました。今までの出演ではかわいらしい歌声でおいしいところを全部持って行っていたH.Sちゃん。これからピアノがどんな風に成長していくのかとても楽しみです。個人的には、ママに近いショパン弾き系統になりそうな気がします。


5. K.Sさん
 ショパン ノクターン20番 嬰ハ短調 遺作
アフタヌーン・ピアノンノでショパンと言ったらこの人だろう、という安定感のあるK.Sさんです。どうしてなんでしょうね。でも事実、王道ショパンをまさにショパンらしく弾けるのはこの人くらいなものだと思います。物悲しい、愁いを帯びたこの曲の表情を、そのままストレートに表現していました。音がうるさくなく、あくまでしっとり、さすがのショパンでした。


6. K.Mくん
 アメリカ民謡 雪山讃歌
ユング次男です。柔道の先生からいただいたギターで弾き語りに挑戦しました。コード2つしかないというので選んだのですが、歌が全然音取れなくてだいぶ苦労していました。なんとかギリギリ間に合いましたかね。よかったよかった。


7. M.Kちゃん
 久石譲 海の見える街「魔女の宅急便」より
去年あたりから目覚ましい進歩を遂げているM.Kちゃん。ちゃんと練習してないと滑らかには弾けない曲を、ペダルワーク含めて危なげなくさらりと弾きました。成長してもピアノを続けていてくれる姿は本当にうれしいですね。きっとずっとずっとこのまま続けてほしいです。


8. S.Iさん
 パッヘルベル カノン
大人になってから始めたピアノ、着実に、一歩一歩、しっかりと練習を重ねて上達していることが演奏からよくうかがえました。リズムを時計のようにしっかりと取り、音の粒もしっかりそろうと、この曲の右手と左手の掛け合いが美しく光り輝きます。やはりカノンはいい曲だなあと思い出させてくれる、その場を春の日差しで満たすような名演でした。


9. K.Mさん
 ハチャトゥリアン 昔のお話「少年時代の画集」より
怪しい和音の森に迷い込んでいくような曲です。迷っているうちにまた元のところに戻ってしまい、また最初と同じ節が流れます。妖精が歌って踊っている様子が思い浮かびます。この曲を好きで弾くというところも、最初の自然な挨拶も、本当に大人になっているなあとしみじみ思うと泣けてきました。中学に入っても音楽を続けているというのがうれしいですね。ずーっとずーっと続けていてほしいですね。


10. K.Tさん(飛び入り)
 Clark Black Stone
耳コピー楽譜なし、自分の中で音楽をかみ砕いて、しっかりと自分のものになっていますが、この曲を弾きたい、と思った瞬間の彼の精神状態が曲とシンクロしているんでしょうね。前にも言いましたが、単に低音ということではなく、和音の性質としてしみじみと重い、複雑、なにか運命か宿命のようなものに縛られて悲しげな眼をしている和音たちをずるずると引きずりつつも、それでも前へ前へ向かって進んでいこうとする覚悟のようなものを感じました。これからも自分なりの音楽のとらえ方を楽しんで続けていってほしいですね。


11. A.Jさん(飛び入り)
 杉本竜一 ビリーブ
ユング妻のお友達のA.Jさんが飛び入りでビリーブの伴奏をしてくださいました。みんながよく知っている曲をパッと伴奏できるというのはいいですね。この歌、曲は長調ですが、歌詞そのものはよくよく読むと少し重くて辛いですね。ビリーブというタイトルには、今の辛さを乗り越えた未来への一筋の光を見出そうとする願いを感じます。飛び入りであったにもかかわらず、ほぼ全員が歌ってくださり、素敵な合唱になりました。こういうの、ひとつあるといいですねー。






●第二部


12. I.Kさん
 ショパン 前奏曲「雨だれ」
最初の音を忘れる、とおっしゃってました。私も経験あるのでわかります。1オクターブずれて弾いていたり。今回本番では全く危なげなく、安心して聴いていられました。この有名な曲、情景としては、雨がしとしととあるいはザーザー降る中を不安な心持でなにかを待っているイメージがありますが、ことさら濃い味付けはせずに淡々と自然体で弾いている感じがI.Kさんらしさがよく出ていました。肩の力がいい感じに抜けていました。


13. M.Kちゃん
 久石譲 君をのせて
ラピュタのテーマ。自分で選んだ曲でしょうか。もしそうだとしたら、なかなかこの年頃の子でこの曲を自分で選ぶことってないのかなという気がしますが(同じ久石でもトトロと魔女はよく弾かれるかなと思います)、私もラピュタが好きなので楽しく聴かせていただきました。一音一音がしっかりと出ていて、基本的な練習をさぼらずにちゃんとやっているような音がしました。これからの成長が楽しみな子です。


14. N.Tさん(飛び入り)
 シューベルト 即興曲Op.142-3
音大に進み、さらに良い学びを得ていることをうかがわせる演奏でした。音が流れ出した瞬間、温かな春の日差しの野原で仲良しカップルがゆったり散歩をしていました。寝転がったり歩いたり時々ダダっと走ってみたり、空を飛んでみたり。途中は仲たがいしたりするところもありつつ、おおむねいい感じで幕を閉じます。こんなちょっと短い寸劇を見ているような気持になりました。ぜひこれからも来て弾いてほしいですね。そして、音大での成長を聴かせてほしい。


15. N.Kさん(飛び入り)
 グラナドス 演奏会用アレグロ
音大でN.Tさんのお友達のN.Kさんが来てくださり、飛び入りで弾いてくれました。この曲は私の学生時代の友人がよく弾いていたので、その演奏の印象しかなかったのですが、N.Kさんの演奏を聴いてイメージががらりと変わりました。とても柔らかい音でした。強く出るところでも硬くならない、どうしたらこういう弾き方ができるのか聞きたい気がしました。情景は、やっぱり「波間に光り輝けるもの」です。大海原の波間に小さな無数の光の粒がちりばめられていました。ただただ、美しかったです。ぜひこれからも来て色々弾いてほしいですね。


16. S.Mちゃん
 轟千尋 雨上がりの朝
ピアノをやめかけ寸前の私の娘です。1日5分でいいから練習しなさいと言っています。1日5分て、昔の横浜銀蝿かなんかの歌の歌詞にありましたね。勉強1日5分とかって。まあ、自分も小3でやめてるんでまったく他人のこと言えないです。でも大人になってから再開してもそれはそれで楽しいので、どこか人生の片隅にでいいからいつも音楽を置いておいてほしいですね。


17. M.Oさん
 ショパン 即興曲Op.29
 シューマン 5月、愛しい5月よ「ユーゲント・アルバム」より
 シューマン=リスト 献呈
2曲目のシューマンの5月の印象がとても良かったです。メロディがわかりやすい、なじみやすいというのもあるでしょうが、まるで恋愛映画の映画音楽に出てきそうな、乙女の姿を感じる演奏でした。最後の献呈は、5年前に水本桂さんが弾いた曲でした。本当にいい曲ですよね。シューマンが作曲したもとの曲のイメージとはおそらくだいぶ違うのだと思いますが、このリスト編曲はまさにこのタイトルという感じです。M.Oさんの演奏は、タイトルよりもさらにゆったり大きく雄大さを感じさせる演奏でした。こんな難しい曲を3曲も仕上げてくるところ、本当に頭が下がります。


18. M.Oさん
 フィリップ・グラス オープニング
 大平万里 間奏曲
グラスはなんとなく大平原の中に敷かれた終わりのない一本の線路の上を走っていくようでした。スピードもあって流れているのですが、少しどこか愁いを感じます。2曲目の自作の曲では、金魚鉢を外から眺めていて、金魚に思いをはせているうちに、気が付くと自分も金魚になって金魚鉢の中に自分が入ってしまう気がしました。本当に久しぶりにM.Oさんの生演奏を聴きました。懐かしい、昔学生時代に聴いたのとはだいぶ違っていましたが、M.Oさんらしい、淡々としつつ細部の緻密さなどがよく感じられて嬉しかったです。これからも「弾いて」ほしいです。


19. S.KさんI.Kさんご夫婦連弾
 ピアソラ オビリヴィオン
オブリヴィオン、「忘却」という意味だそうです。このタイトルと曲を聴いた感じから、ぞわぞわと、ひたひたと、なにか怖いものが覆ってくる感じがしました。昔フィギュアスケートで村主さんがこの曲を使ってフリープログラムを組んでいて秀逸でした。このご夫婦連弾では、奥様の低音がよく効いた重心の低さもさることながら、別の個所では音量を抑えて細々と途切れそうな高音パートが生きてきて、広いレンジを使って表現されていたと思います。怖いけど個人的にとても好きな曲なので嬉しかったです。


20. S.Mさん+ユング(ハーモニカ)+JUNちゃん(ピアノ伴奏)
 赤木顕次・作曲、横山芳介・作詞 北海道大学恵迪寮歌「都ぞ弥生」
母校の寮歌です。アフタヌーン・ピアノンノでこれをやるのは一つの夢でした。この歌、本当に歌詞が素晴らしいんです。当日にJUNちゃんが即席で伴奏を引き受けてくれました。この歌を、私がお世話になっている柔道の先生(母校の大先輩)とハーモニカで合わせました。年齢こそ全然違いますが、やはり同じ母校のDNAを共有する仲間だなあと、嬉しくなりました。なお、先生の挨拶が10分にもなったのはいつものことで、ご愛敬でございます。






●第三部


21. Y.Oさん
 フランク 前奏曲「前奏曲とフーガ、変奏曲」より
今回プログラム構成を組んでくださったY.Oさんの演奏です。この曲絶対どっかで聞いたことあるんですが、どこで聞いたか思い出せません。映画音楽のような感じがしますが、バロックのような気もします。どこかちょっと厳かな怖さがあります。小川さんはいつも不思議系の新しめの曲が多いのですが、たまにこういう昔風の選挙区もあります。どういう好みで選曲しているのか聴いてみたい気がします。


22. JUNちゃん(飛び入り)
 前日の夜に「明日行きます」、当日の朝に伴奏を頼まれ「わかりました!」、本番を聴いているうちに興が乗って「ソロも弾きます」このノリの良さがJUNちゃんの持ち味です。演奏も昔の彼と変わることなく、まったく練習していない曲でも聞いた曲はたいてい再現できるという彼の一芸によるものでした。飛び入り大歓迎です。


23. S.Iさん(飛び入り)
 ウイナー 茶色の小瓶
1部でカノンを弾いてくださったS.Iさんが、発表会で1音ズレのリベンジで飛び入りくださいました。こんどはライトなジャズ。大人になって最近ピアノを始められたと聞きましたが、それにしては難しいジャズのリズムをきっちり刻み、ミスもなく音もしっかり出ていて、ずいぶん進歩が速い感じです。柔道のできるピアノ弾き、いいですね。


24. A.Oくん
 ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲
毎年弾く曲が難しく長い曲になっていて、ああ年々進歩しているのだなあと感心する子です。今年もそれをひしひしと感じさせてくれました。こんな長い曲、いつの間にできるよになったんだろう、やはりお母さんお父さんが音楽に向き合う姿を毎日見ているからでしょうか。今回はママがピアノ伴奏でしたが、せっかくヴァイオリン協奏曲なら、ほかの楽器もシミュレーションしてオーケストラっぽくとかやってみたい気がしました。


25. N.Tさん+K.Tさん親子
 アンジェラ・アキ 手紙
N.Tさん定番の十八番です。出てきた瞬間にぱっと華やかさが広がる不思議な方です。しかしまさか途中でご子息がハモリで入ってくるとは思いもよりませんでした。最初はこの低音はどこから聞こえてくるのか、だれの声だろうと不思議に思って周りを見渡すと、ご子息が舞台の母の隣で低音を響かせているではありませんか。そのハモリ、どうなんでしょう、たぶん楽譜があったのではなくこれも即席で自分なりにずらしたハモリではないかと想像しますが、とても適切で自然なハモリになっていました。親子のこの阿吽の呼吸は素敵ですね。


26. ユング
 ブラームス 間奏曲Op.117-1
私です。自分の演奏なので感想がありませんが、この日やれることはやったかなと思います。ブラームスの間奏曲、どれもいい曲ばかりです。ぜひ皆さんも弾いてくださいね。


27. M.Mさん
 シューマン 交響的練習曲Op.13より抜粋
私はこれまでちゃんと聞いたことがない曲でしたが、こんな情景が浮かびました。前半は、長い道のりをずーっと迷いながらただ一歩一歩歩いているような、ずーっと辛い感じが続いていました。後半は、一転してなにか解き放たれて自由を得て大はしゃぎして走り回っている様子が浮かびます。あと、とても印象的な下降系の和音のつながりがあって、私はそこがとても気に入りました。妄想の内容は人それぞれで、演奏者が伝えたかったものとは異なることもあるでしょうが、こうしたストーリーが伝わるM.Mさんの演奏には、M.Mさんがこの曲を通して伝えたい何かがあり、かつそれを表現する技術を深く広く持っているからだろうと思います。





●第四部


28. アーロンくん
 クレバノフ 百万長者のホータウン
 マリー 金婚式
小学校2年生だそうですが、バイオリンのことはよくわかませんが、やっていることが相当難しいのではと思います。難しそうなトリル、ビブラート、和音、そして和音の中に内声があったり、こんなことを小学2年ができるんだ、とそこにまず驚きました。いやー、すごい。思わず私はアフターで一体どうやって弾いていたのか本人に尋ねてしまいました。ご両親の教員環境というのもあるでしょうが、本人が持っているもっているものがやはり大きいのだろうなと思いました。ブラボーです。


29. 水本桂
 シューベルト 即興曲Op.90-3
 ドビュッシー 月の光「ベルガマスク組曲」より
 チャイコフスキー=プレトニョフ アンダンテ マエストーゾ「くるみ割り人形」より
シューベルトが始まった刹那、目の前に穏やかに水をたたえて空を映す湖面と、そこをゆったりとすべる小舟が見えました。あるいは、穏やかな心持で誰か大切な人のことを思う自分の心がありました。ドビュッシーはあまりに有名すぎて、浮かぶ情景はまんま月の光しかないわけですが、桂さんの月の光は、ささやかで聴き取れるか取れないかの囁きから、空いっぱいの大きさを感じるダイナミックレンジの広さを持っていました。やはり弾く人によって、弾き方によって、同じ曲でも印象はだいぶ違ってきますね。そして圧巻のチャイコフスキー。私は初めて聴く曲でしたが、いやー、こんないい曲が世の中にあったんですね。どことなく部分的にロシアらしい旋律が聞こえる箇所がありますが、全体としてあまりそうした民族色が前面に出てくるわけではなく、それよりも、ただただ、ひたすらに美しい音楽でした。なにか素晴らしいものを得て久しぶりに故郷に戻ってきたような、輝かしい未来を感じるような。まさにトリにふさわしい演奏でした。ありがとうございました。ブラボー!







●終わりに


今回、ひとつ大きな反省がありました。やはり調律は必要だということです。ログハウスは利用者が勝手に調律してはいけないというルールがあるのですが、ちょっとルールを調べて、なんとかもう少し良い状態に持っていかなければ、演奏会としてあまりにもったいないというのが今回思ったことでした。調律を入れるとその分参加費用は上がりますが、みんなで割ればそんなでもないはずなので、来年は少し考えようと思います。

今回が8回目になるアフタヌーン・ピアノンノです。毎年いろんな変化がありつつ、それも含めてなにもかも「自由」ということを外さずになんとか続いています。しかしそれはつまり、来てくださる方みなさんがこの場の集まりが大好きで、ここにいることを楽しみにしてくれることがなによりのエネルギーであり条件であることを意味しています。それがないと絶対にこんな続いていません。本当にそこが奇跡的だなあと、ありがたいなあとしみじみ感謝しております。

音響ではI.Kさんに完全にお任せになってしまいました。というか、実は音響だけではないんです。ビデオを見返していると、マイクスタンドの移動やギターのチューニングやら、零れ落ちそうな作業のほとんどをI.Kさんが舞台袖で拾ってくださっているんです。これだから私はいつも思います、I.Kさんは支柱のような方だなあと。本当にありがとうございます。

そして写真はいつもroikoさんに完全に甘えてしまっています。今年もまた大変な作業を頼んでしまいました。立ちっぱなし、席も外せず、責任だけは重大。本当に感謝しかありません。いつも素敵な写真をありがとう。でも演奏もやってくれよな!そん時はオレが撮る!

プログラム構成は今回飛び入りが多く頭を悩ませたY.Oさん、そしてプログラムレイアウトと印刷までやってくださったM.Oさん。構成は今回、飛び入りに柔軟に対応できるようにという非常に難易度の高いものでしたが、入った飛び入りを部のトリに持ってくるなど大胆さが光りました。プログラム構成は演奏会ではとても重要な要素だと感じています。結局この構成が全体として自然に流れていると、ひとつの大きな曲のようになります。だから構成者は指揮者でありオーケストレーションをする人です。誰にでもできることではなく、Y.Oさんでなければできないプログラムになったなあと思いました。またレイアウト作成は1-2時間とか言ってましたけど、そんなわけはなくて、全部いろいろ含めるとけっこうな作業量のはずで、それを楽しんでやってくださるご夫妻にただただ感謝です。ありがとう。



そして毎年素敵なキャンバスを作ってくださるM.MさんとK.Mさん親子さん。この親子の感性はほんとに素晴らしい。これこそがオリジナル、本当のナチュラルです。他の誰にもまねができません。無限に湧き出るアイデアの泉が二人の頭の中にあります。だから毎年、今年はどんなだろう、どんなだろう、と楽しみにしています。いつも遠くから来てくれてありがとう。心から感謝しています。



みんなが密かに楽しみにしているK.Sさんの自作スイーツ。今年はくまのプーさんのクッキーと、マドレーヌでした。美味しいだけでなく、形とかのこだわりがすごいんです。見てよし食べてよし。演奏だけでなくこういう楽しみも大事ですよね。いつもありがとうございます。



毎年、長文の所感を寄せてくださる福島のM.Oさん。深く広い知識と自由な発想から、M.Oさんにしか書けない、ロジカルでありつつコミカルでもある楽しい所感です。私のようにDVDを見て書くのではなく、その時その瞬間音をとらえてその印象を文字に起こしていらっしゃいます。これはもうM.Oさんにしかできません。いつもありがとうございます。

演奏会の会場であるログハウスの確保は、ユングの妻がやってくれています。ただ予約するだけではなくて、実は裏でいろいろやりとりが発生しています。決して電話一本で済むものではなく、これもいつも本当にありがとう。それ以外の準備もいろいろしてくれていて、本当に妻には感謝しています。

そして、いっぱい演奏してくださった人たち、聴きに来てくださった人たち。なによりもまずここがないと始まらないです。だから、みんなに愛される雰囲気でなくてはと思います。これからもそういう雰囲気であり続けられるよう、考えていきたいと思います。

そんなこんなで、みんなが作り上げた演奏会です。よく8回も続いてくれたなあと、しみじみ思い、その奇跡に感謝しかありません。これをまたこの先もずっとずっと積み重ねていけることを願っています。


ありがとうございました!






5 件のコメント:

  1. 今年もAfternoon Pianonno,お疲れ様でした.
    参加できなかったことはやっぱり悔やんでも悔やみきれませんが,Oさんの所感,およびユングさんの所感を拝読したところ,いなかったはずなのに「あれ,今年も行っていたっけ」というような,不思議な臨場感を味わいました.

    来年は万障繰り合わせますので,また是非よろしくお願い致します!

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    1. cgというと、そっちのほうがユングさんみたいだね(笑)

      今年はお会いできなくて残念でした。JUNちゃんもとても残念がっていましたが、来年の夏さらにパワーアップしたお子さんたちとの再会を楽しみにしています。奥様にもよろしくお伝えください。

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  2. ピアノンノの日のことを思い出しました!
    去年は参加できなかったので、今年参加できてとても嬉しかったです
    毎年ありがとうございます!

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    1. Kちゃんが来れなかったのは去年だけ、去年以外は1回目からずーっと来てくれていて、奏者として演奏し続けてくれているのが、私は本当にうれしいです。こちらこそ、こんな遠い距離を毎年来てくれて、本当に涙がちょちょぎれます。ありがとう。

      今年の夏はひとつ忘れたなあと思ったのが、花火。花火やるの忘れてたね。来年はやれるかな。また来年、きっと来てね!

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  3. cgさん、遠い岡山からきっとすごく無理をして来てくれてたのでしょうね。ご一緒できなくとても残念でしたが、来年を楽しみにしてます!

    KMさん、今年の演奏、とても素敵でしたよ��紙コップの底に書いてたキャラクター、すっごく気に入ったよ~!また次に会えるのを楽しみにしてます。

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