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「AFTERNOON PIANONNO(アフタヌーン・ピアノンノ)」は、平成4年の北大ピアノクラブ創設当初所属していた部員のうち、一部のOB/OG仲良しメンバーが集まって2010年からやり始めた、小さなサロンコンサートです。茨城で知り合った音楽を愛する仲間さんたちと一緒に年に1度集まり、なるたけお金をかけずに気軽に音楽を楽しもうという、ただそれだけを思って始めた、ささやかな集まりです。 ぼちぼち、ゆる~く、続けていこうと思っております。よろづ帳はこちら! ブログへのご意見・ご要望はこちらまで。

2014年8月10日日曜日

ユングの自分を棚上げ所感!AFTERNOON PIANONNO 2014

こんばんは。ユングです。

AFTERNOON PIANONNO 2014が終わってからもう1週間が過ぎました。
福島のM.Oさんも言われてますが、なんか、あれは夢だったんじゃないかというような気さえする、不思議で幸せでエキサイティングな瞬間でした。



そんなわけで、今年も皆様の演奏を聴いて、私なりに感じたことを所感にまとめました。私の所感は少々ファンタジーで??かもしれませんが、私の感じたままがこうなのと、どうしても書きたいので、書かせてください。もしよければ読んでください。









●I.Kさん・S.Kさん連弾 あまちゃんのオープニング主題歌
 ご夫婦での連弾です。Kさんご一家はとても自然に肩肘張らずに音楽を楽しまれていて、この選曲や演奏にもそれがいつも表れているように思います。この選曲をする時点で、この演奏でなにかすごいことをやってやろうとかバッチリ決めてやろうとかいう意図が全くありません。ただ、楽しく、みんな楽しくなればいいねということ。この編曲もいいですね。少しおどけた旋律をプリモとセコンドでキャッチボールしつつ、最後は流麗な分散和音でしっとりと決めてくださいました。楽しく素敵な演奏でした。



●K.Mくん ぶんぶんぶん
 親の私を見下している、私とかなり仲の悪い下の息子ですが、ぶんぶんぶん、はちがとぶの曲は頑張って練習していました。まあ、まだ6歳で全然弾き方もなにもあったものじゃないし教室に通わせてもいませんが、自分で楽しんで弾いているようで、このまま音楽好きになってくれたらなと思います。



●C.Gくん ショパン 英雄ポロネーズ
 学生時代にも弾いた曲です。まるで昨日のことのように覚えています。すごくゆっくりで、こういう英雄もあるのかと驚いた記憶がありますが。リベンジというよりは、ただ好きだからもう一度弾こうかなという自然体の向き合い方です。そして、学生時代の弾き方とは少し違っていて、より自然なペースで、また完成度も上がっているようです。しかし、細部にこだわらないおおらかなところ、そしてどっしりとした重量感は相変わらず健在でした。これが彼の演奏の一番の特徴であり、聴衆に嫌味を感じさせない素敵なポイントですね。ちょっとホッとする英雄でした。



●S.Sちゃん・K.Sさん アナと雪の女王より 雪だるまつくろう
 かわいらしいごあいさつに始まり、あの「ゆきだるまちゅくーろー」・・・これは反則ですね。そして映画のセリフ。少し哀しい表情まで見事に再現。かわいすぎてどんな気難しい人でも思わず微笑まずにいられません。おいしいところ全部持って行ってしまいました。でも、そんなかわいらしさに隠れがちですが、この子は音をしっかり取ってます。音感優れていますね。 3人姉妹の一番下の子ですが、お姉さんに続いて音楽を好きになってほしいですね。



●Y.Nさん ドビュッシー 月の光
 毎年ピアノンノに出ていただいていますが、出るたびに安定感が増して上達されているなあと感じます。ご自宅でもかなり練習されているのではないかと思いますが、もちろん本番独特の緊張はあるとは思いますが、しっかりした基礎の上に、さらに努力を積まれているなあと感じました。2回続けてドビュッシー。着実にひとつひとつ仕上げて行かれています。こういうところも、1つ1つの曲を大切にしている姿勢を感じます。まあでも、そういうところは置いといて、とにかく透明感がある音です。綺麗な湖面に映る月の姿が見えたような気がしました。



●Y.Sちゃん スラブ行進曲
 この曲を初めて聞きましたが、オケの曲がもとになっているようです。ものすごく体全体を使って弾いてくれました。力いっぱいです。音ひとつ残らず弾きもらすものかというしっかりした思いを感じました。曲想としてはどっしりズンズンズンという感じです。この子の独特の弾き方、たぶんこの子の弾き方の基本的な個性なのだろうと思います。これからが楽しみです。



●H.Kちゃん スピッツ チェリー
 なんで幼稚園の子供がスピッツの弾き語り??なサプライズでしたが、弾き方がパパそっくりだよ!これパパが教えたとのことなので、当たり前っちゃ当たり前かもしれませんが、ほんっとに親子を感じました。この年齢で弾き語りがちゃんとできる、ペダルも制御する、という技術的なことももちろん驚きなのですが、音の迷いのなさ、「愛してる~♪」となんの屈託もなくシャウトできる素直さ、お辞儀の歯切れの良さなど、とにかくこの子の真っ直ぐストレートな心が随所に感じられました。本当にこの先もずっと真っ直ぐ育ってほしいですね。



●Mia&Assey 枯葉
 岩手県からお越しいただいたM.Mさんのお母さん。地元でジャズやシャンソンを歌っていらっしゃいます。私が伴奏でしたが、1年前思いつきで合わせた時もそうですが、ああ、シャンソンてこういう歌なんだ、とちょっと感動しました。私がシャンソンを知らないだけなのかもしれませんが、なんて繊細な感覚なんだろうと。この日は枯葉という季節ではありませんでしたが、私の中では枯葉が舞い、暖炉にあたって過去を回想するような気持ちにつかっていました。私が伴奏させていただいたのは本当に嬉しくありがたかったです。音楽が大好きという、音楽を愛する気持ちがにじみ出てはじけています。ぜひこれからも来ていただきたい素敵な方です。



●E.Uさん カバレフスキー ソナチネ
 子供の練習曲だそうですが、子供がこんなスピードで弾けるかよって、いきなり最初から爆走です。この人の演奏はなんでこんな安定してるんでしょうか。学生時代からその完成度の高さはまったく変わらないのです。聴いていて安心します。これは現代曲なんでしょうか。初めて聴く曲でしたが、小気味よく、スカッとしていて楽しい演奏でした。頭の中でなにか子ネズミみたいなのがたくさんちょろちょろ走りまわってネコと追いかけっこしていました。



●M.Kちゃん おつきさまのおはなし
 かわいらしいソロの曲です。弾き方もとても丁寧でかわいらしく、もともとタイトルどおり落ち着いた曲なのですが、激しすぎず、小さすぎず、とても自然な女の子の演奏という感じでした。女子力を感じさせる演奏です。これもこの子の独特の個性だと思います。この先どんな風に演奏が変わって行くのか、あるいはこのままの路線で行くのか楽しみです。



●K.Tさん・K.Sさん連弾 アナと雪の女王より Let it go
 恒例の連弾デュオのお二人です。これまではどちらかというとノリノリアゲアゲの曲が多かったですが、今年は流行のこの歌でした。その時でしかやれない旬の曲ってありますよね。アナ雪もきっとそうだと思うのですが、弾きたいから弾くのだと言うシンプルな意思を感じる演奏です。ノリというよりはのびやかな、大人なLet it goだったように思います。



●K.Tさん バッハ フランス組曲よりアルマンド
     ブラームス ワルツ15番
 バッハの曲は一度脱線すると、線路を元に戻るのが難しい非常に危険な曲が多く、たぶんこのアルマンドもそうなのだろうと思うのですが、途中脱線しかかりはしましたが、最後きちんと元の線路に戻りました。そしてこの曲のイメージ、とても有名な曲であまりバッハを聴かない私でも知っている曲なのですが、落ち着いて淡々と進みつつ、機械的ではなくあたたかくほっこりした雰囲気が感じられて素敵な演奏でした。ブラームスのワルツは、ブラームスにこんな曲があったんだと、嬉しい発見でした。こうした小品には本当に素敵なのが多いですね。2曲ともにリハーサルでは普通に弾けていらっしゃったので、この日の本番では相当緊張されていたと思いますが、このワルツのなんとも落ち着いて至福なイメージはとてもよく出ていたと思います。



●K.Mさん・A.M親子 シューマン 詩人の恋より 美しい5月には
 私の父が歌いました。歌好き音楽好きの父と一緒に演奏するのは私の夢でした。一度も親孝行らしいことができないダメ息子でしたが、ちょっと嬉しかったです。父の歌声を初めてまともに聴いた気がしました。あ、こういう声だったんだと、まろやかでまあるい声でした。



●K.Mちゃん・M.Mさん ルグラン キャラバンの到着
 楽譜が見当たらずどうなることかと思いましたが、無事に見つかって良かったです。これまた素敵な演奏でした。ジャズ風の曲で、私は初めて聴く曲でしたが、カッコいい!娘のKちゃんが上のパート、下をママのM.Mさんでしたが、リズムが見事にぴったり。ジャズってリズム難しいし、私も聴きながら、あれこのリズムなんだろうってポイントいくつかありましたが、最後まで全くブレず、見事でした。あの小さかった女の子が、もうママと背があまり変わらず、ジャズを一緒に弾くようになったのだなあと、感慨深かったです。



●H.Kちゃん ツェルニー 羊飼い少年マーチ、イギリス民謡 綺麗な花
 あいさつからして素晴らしくキレています。そして演奏もキレています。なんでしょうこの幼稚園ばなれしたしっかりした音とリズムは。練習しっかりしているというのももちろんあるでしょうが、音のひとつひとつをしっかり出すぞという執念のようなものすら感じます。この子は弾き語りもそうですが、将来どんな感じになるのか楽しみで仕方ありません。ぜひこのまま爆走してもらいたいと思います。



●K.Sさん ショパン ワルツ10番・14番遺作
 K.Sさんはかなりショパン度の高い方だといつも聴いていて思います。今回も、ショパンの中で有名なこの2曲、特に後の方のワルツは難易度もハンパないと思うのですが、「有名な難曲」をものともせず弾いて下さいました。この人の面白いところは、誰から習ったわけでもないだろうに、なんともショパンぽいのです。技術的などうこうではありません、その曲をどういう風にまとめるかという曲想の話です。この方は先入観なしに曲を捉えている、それが実に自然で無理がない。きっと本当にショパンが合っているのだろうなと思います。誰もがそうした相性の良い作曲家があるだろうと思いますが、K.Sさんにとってはそれがショパンなんだなという感じがします。ある意味これが本当に自然な音楽の表現の仕方かもしれません。



●H.Sちゃん・K.Sさん グルリット ロマンス
 そろりそろりと音を追いかけながら演奏していました。発表会のタイミングが合わずソロではなくママとの連弾になりましたが、途中止まらずちゃんと最後までたどりつきました。とても素敵な挨拶ポーズしてくださいました。私が昔学生時代にポーズで悩んだことを思い出しました。女の子はいろんなポーズのバリエーションがあって楽しそうです。こういうのも音楽の楽しみのひとつです。



●S.Mちゃん ギロック 幌馬車
 私の娘です。なかなか頑張って練習していました。幌馬車のゆったりしたガタゴトがよく出ていたような気がします。



●Y.Oさん・M.Oさん ドビュッシー 前奏曲より抜粋
 ご夫婦二人で5曲ぶっ通しでこうたいばんこという面白い技です。私は全部は知らないのですが、沈める寺や西風などは、とても好きで、イメージがあります。寺、いい感じでした。霧のむこうに寺の尖塔が見え隠れしつつ浮かんできました。それにしても、今回はプログラム作成までやっていただき、ただでさえお子さん多くまた仕事もありで超多忙な中、よくこのクオリティで持ってきたなあと、そこが一番の驚きでした。もともとのポテンシャルも相当なものだと思いますが、どれだけ頑張りやさんなんだろうと、頭が下がります。



●A.Kとノイジーファミリー 勇気100%
 子供が幼稚園や小学校で絶対にやる曲です。今回、生まれたばかりの赤ちゃんをパパが背中にくくりつけてピアノ弾き語り、そしてお子さんふたりとそのお友達がマラカスで踊り、ママがタンバリンと歌を歌ってくれるという家族バンド。舞台から楽しさがはじけていました。誰も何も言わなくても自然にみんな一緒に歌いだし、手拍子が始まっていました。家族みんなでこういうことができるということがまず素晴らしいことだし、みんなで楽しもうという素敵な舞台を見せてくださったことが本当にありがたいです。会場がひとつになりました。



●N.Tさん ベートーヴェン ソナタ31番1楽章
 高校生の女の子です。とても落ち着いたどちらかというと和な存在感を醸し出しつつ、この1楽章の落ち着いた雰囲気もぴったりだったような気がします。私はベートーヴェンの晩年のソナタがとても好きなのですが、どこか悟って突き抜けて脱力したようなその感覚を高校生が表現できるものだろうかと思っていましたが、彼女はとても自然に肩の力を抜いて弾いていたように思います。なんというか、本番の緊張をまったく感じさせない、実際にまったく緊張していないのではないかと思うような、「これでいいんだよ」という声が聞えるような気がしました。



●A.Oくん シューマン ふたりの敵だん兵
 フランス国歌が途中から出てくる曲です。ヴァイオリンのことは私は門外漢でまったくよくわかりませんが、音しっかり取れていて、かなり上手なような気がします。この子はピアノも好きらしく、また最近はフルートなどの管楽器も興味があるようで、音楽全般を楽しむ心を持っています。ぜひこれから先、全方位に音楽好きでいてほしいですね。



●Y.Mくん ブルグミュラー 天使の歌声
      天空の城ラピュタより シータの決意
ラピュタは直前に決めた曲でしたが、やりたい曲だというので頑張ったようです。なんとなく、こういうしっとりした系が好きなようです。弾き方は私に似ているとよく言われますが、指導したことはなく、表現の味付けは自分で勝手にやっているようです。来年は中学で、ピアノを続けるかどうかわかりませんが、音楽を好きでい続けてほしいなと願うばかりです。


●A.Kさん B.リチャード 夕べのさえずり
 リチャード・クレイダーマンなどをよく弾かれていたママさんです。最近お子さんが生まれたばかりですが、プランクなど感じさせず、というか、そもそもピアノ始めてまだ2年くらいのはずなんですが、まったく危なげなく、この舞台度胸はタダものではないです。でもその度胸というのがオラオラ系ではなく、ふわっとしっとり女性的で素敵でした。



●N.Tさん 柴咲コウ 月のしずく
 今回この歌をリハーサル含めて何度も聴かせていただきました。私は柴咲が歌う元の歌を知らずに聴きましたが、この歌のイメージ、寂しさ、物悲しさ、届かないものへの想い、そうしたものたちが頭の中にあふれ出します。彼女が奏でる音楽には、そうした中身があります。弾いているのではなく、表現しているのですね。彼女にしかできないことだなあと思います。今回本番では声が厳しかったと言っていましたが、逆にそれがこの曲のイメージを強くしたように私には感じられました。ブラボーです。



●N.Mさん ユモレスク
 私の奥さんです。あまり人前で弾きたがらないのですが、今回はゆったりとほんわか聴かせてくれたように思います。今まではけっこう機械的に弾く弾き方だったように思いますが、少し弾き方が変わってきたようで、特に旋律を強く出すというところはかなり意識したと言っていました。きっといろんな方の演奏を聴いている中で、自分なりに工夫して演奏が変わってきたのかなと思います。そうした相互作用も演奏会の素敵なところですね。



●M.Kちゃん・I.Kさん・S.Kさん アナと雪の女王より Let it go
 M.Kちゃん、ママが作ったエルサ衣装で、英語版で歌ってくださいました。英語でというのもすごいですが、この歌を歌いたいと自分で言って練習して本番歌いきるその意思が素晴らしい。これが好き、これをやりたいというその気持ちはなににも替え難い財産です。なかなか子供ではそうしたものがないのが現実ですが、この子にはそういうものがかなりはっきりあるのでしょうね。the cold never bothered me anywayは素敵にカッコよかったです。出来れば片足ドンもやってほしかったですね。



●H.Nさん 坂本龍一=押尾コータロー 戦場のメリークリスマス
 私はギターのことはよくわかりませんが、大変にこれが難しいものだと言うことだけはわかります。タッピングハーモニクスのなんとも不思議で神秘的な響きです。またそれ以外にも、まるでドラムのような、木の部分を叩いて面白い音を出す、なんていうんでしょうか、技術もありました。この曲をやるために1年間ギター教室に通い研鑽を積んだということですが、仕上げるための努力を厭わずやりきって本番で形にしました。聴いた人みな別世界に連れて行かれたのではないでしょうか。ここ一番の見事な名演でした。ブラボーです。



●M.Mさん ラフマニノフ リラの花びら 音の絵より
 タッチが安定していてとにかくどっしり感ばかりが先にたつM.Mさんですが、ここ2,3年で少し弾き方が変わったと私は感じています。以前にはなかった繊細さが彼女の演奏にふくよかさをもたらしているように思います。今回はリラの花びらが特にそう感じました。曲そのもののイメージも繊細で軽やかな系統だとは思いますが、とても素敵にそのイメージを引き出していたと思います。瑞々しい湖面のほとりに咲くライラックの花弁がたくさんくるくると舞っている姿が浮かびます。音の絵は、彼女らしい力強さが前面に出ていて本領発揮という感じでした。学生時代から変わらないところ、変わったところ、全体としてとてもいい成長を遂げているような気がします。昔から彼女の演奏には常になにか矛盾がつきまとっているように思っているのですが、それが年々ひとつずつ少しずつ解決していくような、パズルが少しずつ埋まって行くような、そんな気がしています。



●水本桂さん モーツァルト キラキラ星変奏曲
       ベートーヴェン ソナタ23番熱情全楽章
 水本桂さんは、ベルギーで活躍されているプロのピアニストです。(http://www.katsuranokai.ecnet.jp/)私とは大学の入学同期でしたが、卒業と同時に渡欧しピアニストへの道を選んで努力を積み重ね、プロとして演奏活動されています。今ではすっかり遠い存在になってしまいましたが、それでも年に1度こうしてピアノンノに来てくださることが本当に嬉しくありがたいです。
 私はベートーヴェンの熱情ソナタはベートーヴェンのソナタの中ではかなり好きな方で、今年の桂さんのプログラムを聞いて小躍りして喜びました。この曲の持つ暗さ、激しさ、とんがったところ。桂さんの演奏のストレートさは性格そのものですが、熱情などはまさに本領発揮という気がします。以前にショパンのソナタ4番を演奏した時もそうでしたが、始まりの速度が既に常軌を逸していて、楽譜上はさらに速度を増すはずなのに最初こんな速くて大丈夫なのかと心配になりながら始まるのですが、ほんっとにそのまま加速して最後まで弾ききるところ、ハラハラドキドキというかただただ驚きというか、圧倒されます。最後のPrestoは本当に鳥肌が立ちました。来てくれて本当にありがとうです。超絶ブラボーです。







さて、そんなこんなで今年も無事にアフタヌーン・ピアノンノが終わりました。アフターではMiaさんの提案で、みんなで机ひとつにまとめて囲んで輪になって、いろんなお話ができました。ありがたいことです。そしてピアノでたくさん遊び、歌いました。ラプソディ・イン・ブルー、月の光、戦メリ、アメイジング・グレイス、HeyJudeなど、心の底から歌い笑い、楽しみました。こんな素敵な夜は何年ぶりでしょうか。本当に楽しかった。なんか、夢のようでした。


これから先、この集まりはどんなふうに変わって行くのかわかりません。変わらないということはたぶんないと思います。でも、どうあってもきっと続けて行きたいと思います。この素晴らしい一瞬を楽しみたいからです。年に一度の楽しみ、生き甲斐としたいからです。


今回も、遠く岡山、和歌山、岩手、福島、群馬、横浜などから足を運んでくださった方がいらっしゃいました。ただただ感謝しかありません。遠いところ本当にありがとうございました。そして、写真係を買って出てくれたH.Kくん、いつも大変なことを進んでやってくれて、本当に助かっています。ありがとう。また今年も素敵な看板を子供たちと一緒に描いてくれたM.Mさん、毎年どうしてこんな素敵なデザインが思いつくのか、無限に湧き出るアイデアの泉のようです。いつもありがとう。そしてこれまで私が作っていたプログラムを引き受けてくれたM.Oさん。おかげさまで夏らしくとても素敵なデザインのプログラムになりました。曲順もいいバランスでした。ほんとに助かりました。ありがとう。そして私が全然よくわからない音響については、I.Kさんにほとんど全部やっていただきました。本当にありがとうございます。またその他、いろいろお手伝いくださった皆様、いろんなもの持ち寄りいただいた皆様、たくさん拍手してくださった聴衆の皆様、たくさん笑顔をくれた子供たち、皆様のお陰で今年も素敵な体験ができました。全ての皆様に感謝します。きっと来年も、同じように幸せなひとときを過ごせますように。



ありがとうございました!







12 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。今回も無事に終わってよかったね。
    アフタヌーンピアノンノがこんなに続くなんて、とても不思議です。
    みんなが楽しみにしてくれて、集まってくれて、演奏会ができることに感謝して、できる範囲で続けていきたいね。

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    1. 直子さんありがとう、いつもいろいろ支えてくれて。直子さんいないとムリだよ。

      本当に不思議だね。いつまでも続けていきたいね。

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    2. 色んな意味で同感です。

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    3. ろいこさん。ろいこさんには目立たないところでほんとにいっぱい支えてもらっています。ありがとう。あなたがいるといないとではエライ違いだよ。これからもよろしくお願いします。でも、来年は弾くんだよね!その時はろいこさんの写真はオレにまかせろ!

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  2. 返信
    1. ホント,ユングさんにはもったいないよね!
      あ,夫婦の話だったか・・・

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    2. ???????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

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    3. 直子さんとユングさんの会話がステキだということデスヨ(*´▽`*)
      夫婦とはいえ、なかなか、こうは言えないものです。

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  3. 所感をありがとうございました!

    僕の演奏については,若干の瑕疵はアルコールが入ってなかったからです!
    来年はきちんと事前にたくさん飲んで頑張ります!
    ・・・
    以下,書き始めたら,やや長めになりましたので,別記事にしてみます.

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    1. と思ったら,僕は投稿できないんでしたっけ.
      ってことで,返信として流し込みます.

      今回はこれまでの中でも最高の演奏会だったと思います.Oさんが言われる通り一歩間違えばカオスだったかも知れませんが,しかし僕の印象としては,微妙なバランスの上でたまたまうまくいった,というより演奏者,聴衆を含めた全参加者の結集によって「必然的にうまくいった」様に思いました.

      もちろんそれにはユングと直子さんの事前準備があってこそであり,改めまして本当に感謝致します.ありがとうございました!
      同時に場所取りから搬入から宿泊等まで何から何までいつもお世話になりっぱなしで申し訳ありません.

      会の後お話しさせて頂いた通り,プログラムの見た目に比してあっという間に時間が過ぎてしまい(プログラム作成者のM.O.さんには惜しみない賛辞を!),いつもながら「第5部」も短か過ぎると感じました.
      夢の様な一時でした.

      できればこれからも続けて頂きたいし,続けていきたいです.
      Oさんも書かれていましたが,僕も今回は「年月の積み重ね」みたいなものを意識致しました.
      僕にとって20年来の知己と顔を合わせられることや,新たな音楽仲間と出会い,時間を重ねられることは刹那的な生活の中でかなり特殊なことで,かけがえの無い楽しみです.
      いままでの一部の参加者がおられないことは,回を重ねることの負の面としてとらえることもできるかも知れませんし,子ども達の不参加表明も順次あるかも知れませんが,そんな歴史が刻めることすら貴重なことに思えるくらいです.
      難しいこともあるとは思いますが,これからもぜひご一緒させて下さい.
      あ,金がなかったり仕事が忙しかったりの節はどうかご容赦下さい.その時も参加できないことを悔やんでいることには変わりありません.

      そうそう,ロイコ氏じゃないけど進行表にも驚きました.

      あのユングさんが!
      予定をたてている!
      しかもその通りに進めようとしている!
      世も末です.

      おっと,つい本音が.

      それはさておき,あの進行表,内容もさることながら,前日深夜に担当者を割り振り,打合せをしなければ完成しないところが粋です.
      あんなに楽しく心躍る進行の打合せは,そうそうないと思います.お宅に転がり込んでいた身で恐縮至極ですが,前泊者の特権ですね!勝手に断言しますが前泊者のM.M.さんもそう思っているに違いありません.強いて言えば,M.M.さんが裏方仕事をしていることには,ちょっと違和感がありました.なんでしょう.よくわかりませんが,いい意味で似合わなかった,とでも言うか.で,そんなことを理由に役割を剥奪したら,二度と口を利いてくれないかも知れないと思うくらいです,

      自分の演奏については,正直な話,スタンス(Oさんの記事に書かせて頂きました)はともかく,あんなに曲に真面目に取り組んだことは今までないと思います.演奏技法まで変化したのには自分で驚きました.練習の期間,とても楽しかったです.またその様な機会を与えてもらったことにも感謝しています.

      まだまだ書き足りないのですが,あまり書くとまた色々と言われそうなので,ごくごく簡単ですが以上とさせて頂きます.

      あ,ロイコ氏,写真ありがとう(ついで)

      ・・・
      うそうそ,とても楽しく写真を拝見致しました.
      大量の写真に驚きつつ,スライドショーで見ていたらあっという間に一周してしまいました.同じ様な写真が再度出現したので「同じ様な写真撮りやがって」と思っていたら,はじめに戻っていただけでした・・・というくらい楽しませて頂きました.ユングさんが言われる通り大変な仕事だったと思いますが,おかげさまであの雰囲気をまた体験することができました.
      どうもありがとう.

      次回のロイコ氏の演奏写真は僕が撮るので,安心して下さい.

      削除
    2. 切れてる・・・すみません,追加です.

      最後になってしまいましたが,守谷の方達にも大変お世話になりました.
      演奏もさることながら,一緒に裏方をさせて頂いたり,「第5部」をご一緒させて頂いたりとても楽しかったです.いつも本当にありがとうございます.
      そして今後ともどうぞよろしくお願い致します.

      削除
    3. ちーたんさん。コメントありがとうです。今回もいろいろ手伝っていただき、すごく助かりました。

      前日の打合せは楽しいよね。今回M.Oさんが作ってくれたプログラムがドンピシャリでした。前日に印刷(笑)しながらすでに気分がかなりハイでした。ていうか、前日泊まってもらえると、そういう準備とか一緒にできてすごく助かるんだよね。ぜひ今後ともよろしくです。

      進行表、役に立ったかな。めったに作らないので新鮮でした。司会するぶんにはプログラムがあれば十分だったかも。

      年月の積み重ね。

      まだそこまでの感覚はないですね。ただただ一回一回を楽しく乗り切るので夢中です。そのうちもっと年取った時、どうなってるかな。全然わからんです。でも、ずっと楽しく続けていきたいね。

      この集まりはね、いろんな奇跡のつながりで出来ているのです。

      ピアノが下手くそな私が20年前に清水の舞台から飛び降りる覚悟でピアノクラブに入部したこと。
      ピアノクラブの当時のメンバーたちがピアノの下手くそな私をちっともバカにしないであたたかく受け入れてくれたこと。
      卒業しても社会人になってもそのつながりをずーっとみんなが切らないでいてくれたこと。
      19thCLUBが偶然守谷にあったこと。
      偶然守谷に素敵な雰囲気でアルコールが飲めて素敵なピアノがあるログハウスが超絶安く借りられること。
      守谷に音楽が大好きな面白い人がいたこと。
      びっくりするくらい遠い距離をこのために来てくれる素晴らしい友達がいること。

      この奇跡のつながりは、絶対に失いたくないなあ。生き甲斐といってもいいです。

      全てのかかわりある皆様に感謝、そして全ての環境に感謝です。ありがとう。これからもよろしくお願いします。

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